NEWS 石巻かほく

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2019.03.05

ラジオ石巻・FM764のつぶやき(173) つながりは宝物

 ラジオは音の世界。きっとリスナーの皆さんは、パーソナリティーの顔だったり体型だったりを、その声から想像したりすることもあるだろう。

 パーソナリティーもまた、番組に届くメッセージの文面などから、その人のイメージをつくってしまうものである。

 ラジオ石巻が開局して間もない頃、つまり20年ほど前になるが、はがきに自分のプリクラを貼ってメッセージをくれるリスナーがいた。当時は、朝の番組を担当していたが、男子高校生からのプリクラ付きのはがきは印象的だった。

 メッセージの内容から、彼は電車通学であることは分かった。学校に行く前にラジオを聴いてくれるとは、何とうれしいことか! というのも印象に残っている理由だ。しかし、よくそんな時間があるな、どういう状況で聴いているのだろう、というのは当時から謎だった。

 彼からのメッセージが届かなくなって十数年の月日が流れ、震災翌年に迎えたラジオ石巻15周年。特別番組として15時間生放送が始まると、彼から番組にメールが届いた。懐かしい以上にうれしかった。

 そんな彼と、数日前に会ってしまった! 

 番組のゲストとして収録のため、スタジオに来たのだ。会って話すのは初めてだが、初対面の感じがしない。

 当時の疑問を尋ねた。高校生だった彼は、通学途中の電車の中で、携帯ラジオを聴いていたという。そして、卒業後は放送関係の仕事の勉強をするため上京。震災があって地元に戻ったそうだ。

 リスナーの皆さんとのつながりは宝物だ。震災時に、SOSメールが多数寄せられたのは、日頃からのつながりがあったからだろう。

 間もなく3月11日を迎える。ラジオが命の灯台になれるよう日々の放送を通じてリスナーとつながっていきたい。

 さて、私の思い出の中での高校生の彼は、ヨン様風だった。そのことを彼に伝えそびれたので、この場にて…。(パーソナリティー・松浦佳奈)


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