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2019.02.09

震災前の街並み、よみがえる 「大川地区ふるさとの記憶」出版

震災前の暮らしや街並みなどをまとめた「大川地区ふるさとの記憶」

 東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市釜谷・間垣・長面・尾崎集落についてまとめた記録集「大川地区ふるさとの記憶」が出版された。当時の住民が語った震災前の暮らしや街並みの記憶が、懐かしい写真とともに掲載されている。

 出版を記念し、9〜11日には同市二子団地の集会施設で大川地区の模型展示やミニコンサートが開かれる。

 記録集は、地元漁業者らでつくる一般社団法人「長面浦海人」が、震災前の地区を500分の1サイズで再現した「大川地区『記憶の街』模型復元プロジェクト」の一環として発行した。

 プロジェクトでは模型制作のため、2016〜18年に計4回、住民向けのワークショップを開催。その中でボランティアの大学生が住民から聞き取りした集落についての「つぶやき」約1000件を1冊にまとめた。

 「じいちゃんが川でウナギを捕ってきて、ばあちゃんがかば焼きにしてくれた」「家の前の道は桜並木だった」「名越にオットセイが来たことがある」といったエピソードが、各集落ごとに紹介されている。震災前の地図や、行事、街並みなどの貴重な写真も掲載されている。

 担当者は「災害危険区域となり住めない場所になってしまったが、この本が古里の美しい姿と穏やかな日々を記憶し伝えていくために役立てば幸い」と話す。

 A4サイズ、320ページ。税込み1000円。

<きょうから模型展示>

 9〜11日には、二子3丁目の集会施設で、住民の証言を基に完成させた模型を展示。午前10時〜午後5時(初日は午後1時から)。

 10日午後3時からは、東北の被災3県出身学生でつくる「東北ユースオーケストラ」のミニコンサートがある。

 入場無料。記録集の販売もある。購入希望やイベントの連絡先は長面浦はまなすカフェ090(7330)3311。


※関連記事
「震災前の大川地区懐かしむ 2カ所で街並み模型展示 石巻(2018.08.15)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2018/08/20180815t13015.htm


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