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2019.01.10

ハポン・ハセクラ後援会が発足 慶長遣欧使節団ゆかりの地と交流

 支倉常長ら慶長遣欧使節団とのつながりから、「ハポン・ハセクラ後援会」が仙台市に発足した。後援会は、東日本大震災での被災地支援を軸に活動を展開する予定。3月には女川町のサッカーチーム「コバルトーレ女川」のジュニアユースチームを、使節団とゆかりあるスペイン南部のコリア・デル・リオ市に派遣する。

 コリア・デル・リオ市は、今から400年以上前に使節団が立ち寄り、約1年間滞在した街。団員と現地の人の間に生まれた子どもの子孫の「ハポン(スペイン語で日本の意味)」姓を持つ人が現在700人ほどいるという。現地には「ハポン・ハセクラ協会」という組織があり、震災後は追悼式や被災地に向けた募金活動に取り組んできた。

 後援会は、ハポン姓の人たちとの交流促進やハポン姓の存在の発信を目的に発足。設立に奔走したのが、会長に就いた白田正樹さん(68)=米ニューヨーク在住=と、被災した石巻市の小学校に本を贈るなどの活動に取り組む通訳の寺田美穂子さん(47)=仙台市青葉区=。事務局を置く仙台市内で昨年12月20日、発足式を開いた。

 白田さんはニューヨークで日系人中心の音楽合唱団の代表を務め、復興支援コンサートなどを開いてきた。ハセクラ協会と本格的に交流を始めたのは2013年。後援会設立に向けて声を掛けたのが、被災地支援を通じて知り合った寺田さんだった。

 後援会初の事業となるのが、コバルトーレ女川のジュニアユースチームの派遣。現地のサッカーチームとの交流大会「ハセクラ・カップ」を開催し、子ども同士の交流を深める。

 石巻市渡波の県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)とも縁があり、15年11月にコリア・デル・リオ市から支倉日西友好協会副会長のファン・マヌエル・スアレス・ハポンさんが訪れた。後援会発足を機にサン・ファン館の役割、意義が高まりそうだ。

 後援会は現在、賛同するメンバーを募っている。


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