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2019.01.08

食品、工業用品をCT診断 アールエフ石巻事業所

X線断層撮影装置「NAOMi−CT」。ボックスの中に対象物を入れ、簡単な操作で診断できる

 アールエフ石巻事業所(石巻市開成)は、X線断層撮影装置「NAOMi−CT」を備えた「さんぎょうCT診断センター」を開設している。食べ物から金属、昆虫、おもちゃなどの診断が可能で、異物は一発で判明できるのが特長だ。事業所は「CTは医療分野だけでなく身近な所でも役に立つ診断方法。子どもから大人まで興味のある人はぜひ足を運んで体験してほしい」と話し、現在実施中の無料体験の参加を呼び掛けている。

 「NAOMi−CT」は医療・産業分野の機器製造会社「アールエフ」(長野市)が手掛けた。歯科や耳鼻科の医療用CTの技術を応用。これまで大型で高額なものが主流だった工業用CTをコンパクト化し、価格も280万円と安く設定した。

 診断対象は、幅と奥行きがそれぞれ250ミリ、高さが230ミリまで。(精度目安は0.1ミリ程度までの内部が診断可能)。特別な資格は不要で、簡単な操作で診断できる。撮影に要する時間はわずか45秒という。

 スタッフの山田静香さんらは「缶詰に入ったプラスチック(合成樹脂)などの異物は一発で判明できる」とPR。食料品などは異物が入ったものが市場に出回った場合、回収に加え、消費者の信頼を著しく低下させるだけに特に利用を呼び掛けている。

 昆虫や玩具、工業系高校や大学の研究機関が授業や講義で使用するものなども可能。「企業の場合は品質検査や製品開発に関わる内部観察などが見込まれるが、用途は限定していない」と強調。撮影データの持ち帰りもできる。

 「アールエフ」は1993年に丸山次郎社長が妻と2人で創業。独自の視点で開発した小型電荷結合素子(CCD)カメラを皮切りに医療・産業分野に進出。世界初のバッテリーレスカプセル内視鏡や先端可動式工業用内視鏡などを発表。業界のトップを走る。

 石巻事業所は全国で28番目、東北事業所(須賀川市)に次ぐ拠点として位置付け、昨年8月に立ち上げた。無料体験は午前11時〜午後7時。何度でも利用可能。連絡先はアールエフ石巻事業所0225(92)7730。


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