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2018.12.06

鮫ケ浦水曜日郵便局が閉局 1年間で便り5000通超 東松島

関係者が見守る中、最後の手紙を投函する参加者

 東松島市宮戸の旧鮫ケ浦漁港にある架空の郵便局「鮫ケ浦水曜日郵便局」が5日、閉局した。手紙を投函(とうかん)すると別の誰かの手紙が届けられる1年限定のプロジェクト。関係者が現地で最後の投函を見守り、閉局を惜しみながら活動の歩みに思いをはせた。

 プロジェクトは、東京の映画監督遠山昇司さん(34)らによる「水曜日観測所」が企画。昨年12月、旧鮫ケ浦漁港の小屋に「灯台ポスト」を設け、スタッフが手紙を無作為に交換して別の送り主へ転送してきた。

 閉局記念イベントが現地であり、関係者や灯台ポストを管理してきた地元住民ら約50人が参加。最後の手紙を持ち寄った人が続々とポストに投函した。

 渥美巌市長は「地域活性化に尽力いただき感謝する。地域外の人に魅力を再発見してもらったこの場所が、新たな観光や交流の場としてよみがえってほしい」と述べた。

 事務局によると、4日までに5349通が届き、5日の消印分を含めると5500〜5600通程度になる見通し。

 これまでの投函者は全国47都道府県の4〜100歳で、県内が最多。何げない日常を記した手紙を中心に、東日本大震災の被災地を思いやる内容や、入院中の人が気持ちを整理しようと書いた手紙も多かったという。

 同郵便局長を務めた遠山さんは「自分の思いが誰かに届くことがささやかな希望になったのではないか。閉局は寂しいが、縁があれば再びどこかで立ち上げたい」と語った。


※関連記事
「鮫ケ浦水曜日郵便局、来月5日閉局 思い込めた手紙に感謝(2018.11.23)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2018/11/20181123t13005.htm


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