NEWS 石巻かほく

このエントリーをはてなブックマークに追加
2018.11.08

歩行者・自転車通行量、石巻中心部で明暗 要因に集客施設

多くの通行量を生み出す要因になった観光交流拠点施設「いしのまき元気いちば」。観光客らが買い物に訪れる

 石巻市が昨年11月に実施した市中心部の歩行者と自転車の通行量調査によると、同6月にオープンした観光交流拠点施設「いしのまき元気いちば」周辺が前年度比で倍増したのに対し、JR石巻駅前エリアは半減した。駅前は同5月末にスーパー「エスタ」が閉店しており、明暗が分かれた。全体の通行量は東日本大震災後最低で、市は元気いちばから駅前まで回遊させる取り組みに力を入れる。

 調査は、昨年11月1日(平日)と12日(休日)に実施。それぞれ7073人、6539人で計1万3612人だった。過去最低だった15年度の1万3813人(平日8123人、休日5690人)を201人下回った。駅周辺が急減し、石巻駅前(市役所北側、石巻駅東側)は2439人にとどまり、4648人からほぼ半減した。元気いちば周辺は2日間で1485人に上り、前年度の704人から倍に増えた。

 市は19年度の通行量の目標を1万6950人に設定。今年9月に「かわまち交流センター」が開所したほか、路線バスなどが発着する交通広場が10月に使用開始され、元気いちば周辺はさらに増える見込み。

 石巻駅前について、市は市役所1階に生鮮食品や日用品を取り扱う業者の誘致を進めている。市商工課の菊地正一課長は「スーパー誘致が成功すれば、駅周辺に人の流れが生まれる。スタンプラリーや街歩きイベントなどで、元気いちばから駅前までを回遊させる取り組みを民間と考えたい」と話す。

 通行量は震災前の水準を大きく下回っている。08年度は1万8129人(平日1万457人、休日7672人)だったのに対し、震災後は13年度が1万5002人(平日7718人、休日7284人)、14年度が1万4122人(平日7403人、休日6719人)と減少傾向にある。16年度は大型連休直後の調査のため1万5412人(平日8392人、休日7020人)と一時的に増えた。

 調査は中心部の交流人口を把握するため、1997年度から5年ごとに実施。2013年度から毎年調査している。昨年度は駅前や立町大通り、中央、アイトピア、橋通りなど18カ所で行った。


スポンサーリンク

ページの先頭に戻る