NEWS 石巻かほく

このエントリーをはてなブックマークに追加
2018.11.06

教訓忘れない 石巻市で総合防災訓練 市民参加し一斉避難

大津波を想定し次々と避難する住民=石巻市開北小

 5日の「津波防災の日」を前に、石巻市の2018年度総合防災訓練が4日、石巻市開北小グラウンドなど市内全域で行われた。「自分の命は自分で守る みんなの命は地域で支える」をテーマに、市民は一斉避難や災害応急対策に取り組み、東日本大震災の教訓も踏まえてさまざまな災害に備えた。

 開北小グラウンドでの訓練には、水明、大橋両地区の住民約550人が参加した。三陸沖を震源に巨大地震が発生、大津波警報が発令された−という想定で実施。防災行政無線や災害情報メール配信サービスなどで通知され、住民が次々と開北小に避難した。教室では避難者の名簿を作成し、安否確認に役立てた。

 家族6人で避難した無職菅原勲さん(76)=水明北2丁目=は「大震災の記憶の風化を防ぐために、毎年参加している。防災の大切さが実感でき、いざという時に生かしたい」と表情を引き締めた。

 通報のほか初期消火、県防災ヘリによる校舎屋上からの救助、担架製作を展開。陸上自衛隊による炊き出しの試食、日本カーシェアリング協会の給電デモンストレーションもあった。

 訓練に先立つ開会式で、同校の庄子信弘校長が「大震災では740人が避難した。今後も住民の安全確保を図り、地域との信頼や絆を強めていく」と強調。亀山紘市長も「国内外でさまざまな災害が多発するが、自助、共助が重要だ。近所同士が顔の見える関係を構築して、防災力向上に努めてほしい」と呼び掛けた。

 総合防災訓練は、地震に伴う津波・土砂災害からの避難、災害応急対策をそれぞれのステージに分けて実施。市は今後、行政区長や町内会長に対するアンケートで参加者数や課題を取りまとめ、防災に生かす。


※関連記事
「命守る、支える あす石巻市総合防災訓練 避難や応急対策に重点(2018.11.03)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2018/11/20181103t13009.htm


スポンサーリンク

ページの先頭に戻る