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2018.11.04

若宮丸漂流民、江戸時代に世界一周 東松島図書館で展示11日まで

市民の関心を集めている若宮丸漂流民に関する展示会

 「世界一周した初めての日本人〜若宮丸漂流記〜」と題した展示会が、東松島市図書館で開かれており、市民らは郷土の先人の足跡に思いをはせている。

 江戸時代後期、石巻から江戸に向かう途中、遭難した千石船の若宮丸乗組員はロシア政府の保護の下、シベリアを横断。ロシア使節レザーノフとともに大西洋・太平洋を巡って長崎にたどり着いた。帰国した4人のうち儀兵衛と多十郎が同市の宮戸出身だった。

 館内には、帰国した漂流民から聞き書きしてまとめた「環海異聞」(県図書館所蔵)の複製絵画や関連書をはじめ、長さ7メートルにも及ぶレザーノフ来航絵巻(東京大史料編纂所所蔵の複製版)、若宮丸の模型なども展示、関心を集めている。

 同館を訪れた男性は「若宮丸のことは知っていた」と話しながらも、開国前夜の日本に貴重な外国の情報をもたらした彼らの果たした役割、意義の大きさに改めて感心していた。

 展示会を担当した嘱託司書の阿部綾さんは「石巻若宮丸漂流民の会の協力を得て企画した。郷土の歴史や文化を掘り起こし、市民に発信していくのも図書館の役割」と強調した。

 会期は11日まで。月曜休館。開館時間は午前10時〜午後6時(土・日曜は午後5時まで)。連絡先は0225(82)1120。


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