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2018.10.11

古里の産業や地域の環境 小中学生、体験通じ理解深める 石巻

鯨料理作りを体験する生徒たち

堀の生物を調べる児童たち

■職場体験学習/牡鹿中

 石巻市牡鹿中(生徒30人)の職場体験学習が9月27日、鮎川浜の外房捕鯨鮎川事務所で行われた。1年生8人が参加し、生徒たちは料理作りや講話を通して古里の産業などに理解を深めた。

 男子生徒3人は、ツチクジラの皮をパック詰めする作業に取り組んだ後、大壁孝之所長(48)の講話を聞いた。

 大壁所長は、捕鯨の歴史や鯨を食べる文化について説明。「日本一の鯨の町で育ったと言うことを覚えていてほしい。古里を誇りに思ってくれたらうれしい」と強調した。

 佐藤日向(ひゅうが)さん(12)は「パック詰め作業に集中して取り組むことができた。地元での就職を希望しているので、ここで働きたいと思った」と語った。

 女子生徒5人は、民宿を経営する斎藤舞美さん(37)から鯨料理の調理法を学んだ。生徒たちは、ミンククジラの皮を用いた「鯨汁」と、ツチクジラの肉を使った竜田揚げなどに挑戦し、衣を付けたり野菜を切るなどした。出来上がった料理を丁寧に盛り付けた後は、楽しみにしていた試食。生徒たちは「おいしい」と笑顔で口にしていた。

 大沢こころさん(12)は「学校で鯨肉を調理したことがあったが、先生に頼る部分が多かった。今回は自分たちが中心となって動くことができた。手順を把握できたので、家でも作ってみたい」と笑顔で話した。

 職場体験は9月26〜28日の3日間で行われた校外学習の一環として実施。各自で感想や概要をまとめ、10月20日の文化祭で展示する。


■環境学習/大谷地小

 農林水産省東北農政局中津山農業水利事業所は3日、石巻市大谷地小(児童129人)の4年生を対象に、「環境学習会」を開いた。児童たちは地域の水路に住む生き物に理解を深め、災害から生活を守る排水施設について学んだ。

 児童24人は、同市小船越の山水堀(旧古川排水路)にバスで移動。堀に入り、メダカやヤゴ、タニシ、ザリガニなどを網で捕まえ、数を記録した。

 この後、2年前に完成した同市成田の後谷地排水機場を見学。児童たちは、同事業所の岩崎哲也設計係長から「住宅地や畑などから排水路を通って流れてくる雨水を排水ポンプを使って川に流し、水害を防いでいる」と説明を受け、興味深そうに設備を眺めていた。

 宮城愛さん(9)は「普段から水路の近くを通るが、思っていたより多くの生き物を見つけた。施設のポンプが3秒で学校のプール1杯分排水できると知って驚いた」と話した。千葉蓮斗君(9)は「排水機場のおかげで田んぼなどが守られていると今日初めて知り、勉強になった」と語った。


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