NEWS 石巻かほく

このエントリーをはてなブックマークに追加
2018.10.10

芝居の秋 いしのまき演劇祭が開幕 13、14日はスイミー

トップを飾った夢まき座の公演。終演後、出演者らに満員の客席から惜しみない拍手が送られ、熱気に包まれた=6日

 街中の施設や蔵などを舞台に演じる「いしのまき演劇祭」(実行委員会主催)の3回目のシーズンが6日、幕を開けた。トップを切ったのは、いしのまき市民劇団「夢まき座」。7日は2日目の夢まき座のほかに、SENDAI座☆プロジェクトと、東京のfeblabo(フェブラボ)が登場。個性の違う三つの劇団が、街中に演劇の祝祭空間を生みだした。

 演劇祭は28日まで、土・日曜をメインに石巻市内で繰り広げられる。約20日間にわたって、街中は芝居の熱気にあふれる。

 3回目の今年は、新たな動きが生まれた。

 演劇祭初の高校生が出演したのは、宮城クリニック(中里7丁目)2階を会場に6、7の2日間公演した夢まき座の「ねこはしる」。同市在住の3年武田真由子さん(18)がヒロインの黒猫を熱演した。演劇経験はゼロだったが、満員の客席の前で演じたことに武田さんは「新しい世界が広がった。高校生のファッションショーで(東日本大震災で)被災した古里を明るくしようと取り組んでいるが、芝居の力に魅せられた。演劇祭とのコラボができればすてき」と話した。

 演劇祭シーズンを楽しみにする市民も増えている。

 夢まき座の公演に駆け付けた熊坂祐也さん(49)、薫さん(47)夫妻(向陽町1丁目)は「石巻にいて芝居を身近に見られる。街中の施設を使ったやり方も面白い」と喜んでいた。

 演劇人も石巻で公演することに意義を見いだしている。

 7、8の2日間、旧観慶丸商店(中央3丁目)をステージに変えて公演したのが、SENDAI座とfeblabo。初参加し、2日間にわたって1人13役に挑んだSENDAI座の渡部ギュウさん(54)は「震災直後は何もできなかった。ようやく石巻に来られた。いろいろな市民とも出会えた。これからも関わっていきたい」と語った。

 第1回から参加している夢まき座団長の宮城利史子さん(60)は「演劇祭を通して人と人との交流の輪が広がっている。今年も私たち演劇人の情熱で、石巻を活気あふれる街にしたい」と意を強くしていた。

 演劇祭は、被災した石巻地方を芝居の力で面白い街にしようと、震災を機に発足した劇団などが中心になって2016年に始まった。今年は28日まで県内外から7団体が参加、街中を芝居で活気づける。

   ◇

 13、14日は地元の劇団「スイミーは まだ 旅の途中」が登場する。会場は旧・県東部土木事務所(東中里2丁目)。作品は「もみじのスイミー」。開演時間は13日が(1)午後3時半(2)7時半、14日は(1)午後1時半(2)5時半。入場料は前売り(予約の場合)1700円、当日(会場で直接購入)2000円。
予約方法は、
いしのまき演劇祭公式ページ https://i-engekisai.jimdo.com
電話 090(8560)3381(池田)
メール ishinomaki.engekisai@gmail.com
のいずれか。


※関連記事
「いしのまき演劇祭、あす開幕 高校生も出演 街中に祝祭空間を(2018.10.05)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2018/10/20181005t13006.htm


スポンサーリンク

ページの先頭に戻る