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2018.09.27

北野神社・遥拝殿、二子団地に完成 宮司が建設 石巻・長面

高橋宮司の自宅敷地に完成した祈祷殿・遥拝殿。手前の二子3丁目第1公園に神楽の舞台が組まれる

 東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市長面地区にある北野神社の高橋範英宮司(68)が移住先の同市二子団地に建てた祈祷(きとう)殿・遥拝殿が26日、完成した。共に二子団地に移った長面地区の元住民らが古里を思い参拝できるよう整備した。

 30日には隣接する公園で北野神社奉祝祭を開き、伝統の法印神楽を披露する。

 遥拝殿は、二子3丁目の高橋宮司の自宅敷地内に設け、広さ約15平方メートル、高さ約4メートル。木曽ヒノキを使い、屋根の反りが特徴の春日造りに仕上げた。交通安全や厄払いなどの祈祷を行い、普段は自由に参拝できる。

 高橋宮司は北野神社のほか、尾崎地区にある久須師神社の宮司も務める。両地区は震災後、災害危険区域に指定され、多くの住民が約20キロ離れた二子団地に移住した。地域を見守る両神社のご神体は移さず、遥拝所を設けることで地元に足を運ばなくても参拝できるようにした。

 二子団地への移住が進んだことから、震災後に同市小船越の仮設住宅団地で開いてきた北野神社奉祝祭を、今年は二子団地で行う。

 当日は遥拝所に隣接する二子3丁目第1公園へ神楽舞台を設置。釜谷長面尾の崎法印神楽保存会と女川法印神楽保存会の2団体が、約10演目を披露する。

 高橋さんは「同じ団地で暮らす雄勝・北上地区や近隣の住民の皆さんにも楽しんでほしい。新たな気持ちで鑑賞してもらえたらうれしい」と話した。

 当日は午前10時半に長面地区で神事を行い、同公園で午後1〜9時、神楽を披露する。午前6時から神楽舞台の設営があり、高橋宮司が協力を呼び掛けている。


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