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2018.09.27

お薦め本で紹介合戦 石巻・稲井小5年生「ビブリオバトル」

自分たちが持ち寄った本を紹介する児童

 読書の秋を迎え、児童たちに本に親しむ機会を提供しようと、石巻市稲井小(児童234人)で19日、本を互いに紹介し合い、一番興味を持った図書を投票で決める「ビブリオバトル」のワークショップが行われ、5年生64人が体験した。子どもたちはお気に入りの著作をアピールするため、要点をまとめ発表。表現する力を養い、読書への関心や意欲が高まった。

 2020年度以降の次期学習指導要領は「思考力・判断力・表現力」を重視する。読書は学力のベースとなる読解力や思考力を培うだけでなく、子どもたちが本の世界からさまざまな事を学んだり、疑似体験したりして成長に欠かせない。

 5年2組の31人は図書館にそれぞれ自分の好きな書物を持ち寄り、絵本専門士依田晴美さん(51)やボランティアの石巻専修大人間学部の学生5人から指導を受け、書籍の紹介文を記述した。

 児童たちは6グループに分かれてバトルを実施。1人が本を手にして「いつの時代、どこが舞台になった本か」「本を選んだきっかけ」などを3分以内で発表し、「同じ作者の他シリーズは読んだことがあるか」「好きなキャラクターは誰か」といった質問に答えていた。

 それぞれのグループ内で投票し、最も人気が高かった本を「チャンプ本」として、大学生が紹介した。

 杉浦茉旺(まお)さん(11)は「自分が選んだ本の好きなところをしっかり発表することができた。今回のバトルをきっかけに読んでみたい本が増えた」と話した。

 千葉隼大(しゅんた)君(10)は「普段本はたまに読む程度だったが、友達のスピーチによっていろんな本があることを知った。機会があればバトルをしてみたい」と笑顔で語った。

 ワークショップは、石巻市の子どもたちが自ら本を楽しめるようになってほしいと、NPO法人テイラー・アンダーソン記念基金の支援を受けた依田さんが発案。石巻専修大人間学部人間文化学科の遠藤郁子教授が協力した。


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