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2018.09.14

復興後押し ツール・ド・東北2018、あす開幕 銀輪駆ける

沿道の声援を受け力強くペダルをこぐライダーたち=2017年9月17日、石巻市雄勝町

新設の仙台発グループライド&クルージングでは松島湾に並ぶ島々を眺めながら遊覧する=東松島市宮戸

東北の味が集う「応“縁”飯」ブース=2017年9月17日、石巻専修大

女川汁を受け取るライダーたち=2017年9月17日、JR女川駅前

女川ASの女川汁

雄勝ASの焼きホタテ

北上ASのうにめかぶ

河北ASの平椀

 東日本大震災の被災地を自転車で巡る復興支援イベント「ツール・ド・東北2018」(河北新報社、ヤフー主催、三陸河北新報社など共催)が15、16の両日、石巻地方などで開かれる。

 6年目の今年は、石巻市と気仙沼市を出発する7コースに加え、仙台市と南三陸町をスタートする2コースを新設。9コースに全国各地から約4000人が参加する。

 大会は、タイムや順位を競わないファンライド方式で、地元住民と触れ合う機会があるのが大きな魅力。各コースに地元の味を振る舞うエイドステーション(AS)が設けられ、おいしい食事と笑顔でライダーを元気づける。

 15日は、10人前後で走るグループライドが3コースで行われる。石巻市南境の石巻専修大発着の2コースに、仙台市を出発する「仙台発グループライド&クルージング」(60キロ)が加わった。計約520人が参加する。各コースには語り部ポイントがあり、地元住民らが被災状況や地域の復興を伝える。

 16日は、石巻専修大を発着する210〜65キロの4コースと気仙沼市をスタートする片道コース(100キロ)、新設の南三陸町を出発する片道コース(50キロ)が行われる。約3500人のライダーが初秋の三陸沿岸部を駆け抜ける。


◇グループライド、趣向凝らす

 10人前後の団体を対象にしたグループライドに、サイクリングと松島湾の遊覧を楽しむ「仙台発グループライド&クルージング」コースが新設された。約100人が参加する。

 総距離は60キロ。仙台市若林区荒井地区をスタートし、塩釜市のマリンゲート塩釜からチャーター遊覧船に乗船する。松島湾に浮かぶ島々を眺めながらクルージングを楽しみ、東松島市宮戸から再び自転車でゴールの石巻専修大を目指す。船内で牛タン弁当が提供されるほか、東松島市矢本のやもと四季菜館では地元野菜を使ったスープが提供される。

 途中、旧JR野蒜駅の「震災復興伝承館」に休憩ポイントが設けられる。展示で被害状況や復興の歩みを学べるほか、当日は語り部による案内もある。

 石巻専修大発着のグループライドは2コース。

 奥松島グループライド&ハイキング(70キロ)には、約250人がエントリー。折り返し地点の東松島市宮戸地区で自転車を降り、大高森を散策する。東松島市内3カ所にASが設けられ、宮戸の多目的施設「あおみな」ではノリうどん、大塩市民センターでは地元野菜を練り込んだパンとスコーンが用意される。

 上級者向けの牡鹿半島チャレンジグループライド(100キロ)には、約170人が参加する。カーブやアップダウンが続く牡鹿半島を、復興状況を確かめながら進む。ASは3カ所で、鯨の焼き肉弁当やウナギを使った「ウナむすび」などが振る舞われる。


◇エイドステーション、地元の味覚を提供

 出場者の楽しみの一つが、各コースのエイドステーション(AS)で提供される地元ならではの味覚。住民有志やボランティアスタッフが、復興支援への感謝を込めて手渡す。

 基幹となる16日の6コースには、10カ所設置。うち石巻地方2市1町には4カ所が設けられる。

 石巻専修大を出発したライダーが最初に立ち寄る女川ASでは、毎年好評のサンマのすり身汁「女川汁」を出す。

 雄勝ASでは人気の焼きホタテでもてなす。

 ワカメやコンブの名産地にある北上ASでは、刻んだメカブに蒸しウニをのせた「うにめかぶ」を今回初めて振る舞う。女川・雄勝を除く5コースでは最後のAS。つるっとした食感と程よい塩気で、疲労のたまったライダーのラストスパートを後押しする。

 女川・雄勝コースのライダーのみ立ち寄る河北ASでは、「ひら」と呼ばれる郷土料理「平椀(ひらわん)」を用意する。クルミ豆腐やシイタケにとろりとしたあんが掛かった煮物。優しい味わいでライダーの疲れを癒やす。


◇メイン会場・石巻専大、多彩にイベント

 メイン会場の石巻専修大では15、16日、ライダー以外も楽しめる多彩なイベントが行われる。時間は午前11時〜午後5時半。

 東北の食を集めた「応“縁”飯」ブースには、石巻焼きそばや海鮮串焼き、カキフライ、牛タン焼き、米粉クレープなどを販売する11店が並ぶ。

 キッズチアダンスが会場に花を添えるほか、毎年好評の「POKEMON with YOU キャラバン2018」ブースが登場。オリジナルのポケモンエコバッグ作りなどが体験できる。

 15日午後3〜5時は、ステージイベント「応“縁”フェス」がある。お笑い芸人ロバートの3人とパンサーの尾形貴弘さん=東松島市出身=が登場。奥松島グループライド&ハイキングに参加する尾形さんと女川・雄勝フォンドに挑むロバート山本さんが感想と意気込みなどを語る。

 ライドに参加するモデルの道端カレンさんやスポーツジャーナリストの中西哲生さんによるトークショーもある。

 共催自治体やパートナー企業提供の豪華景品が当たる抽選会もある。午後3〜4時に会場で配布される抽選券を受け取り、参加する。

 無料シャトルバスは2日間とも運行。会場とJR石巻駅、石巻港雲雀野埠頭臨時駐車場を結ぶ。15日は午前4時台〜午後9時、毎時1〜3便。16日は午前2時台〜午後7時、毎時1〜3便運行する。


<9コース出発時間>

【15日】
▽牡鹿半島チャレンジグループライド(100キロ):午前8時半、石巻専修大発
▽奥松島グループライド&ハイキング(70キロ):午前9時50分、石巻専修大発
▽仙台発グループライド&クルージング(60キロ):午前8時半、仙台市若林区荒井発

【16日】
▽気仙沼フォンド(210キロ):午前5時半、石巻専修大発
▽南三陸フォンド(170キロ):午前6時15分、石巻専修大発
▽北上フォンド(100キロ):午前7時40分、石巻専修大発
▽女川・雄勝フォンド(65キロ):午前9時25分、石巻専修大発
▽気仙沼ワンウェイフォンド(100キロ):午前6時半、気仙沼プラザホテル発
▽南三陸ワンウェイフォンド(50キロ):午前11時、南三陸ホテル観洋発



■主催/河北新報社、ヤフー
■主管/ツール・ド・東北2018実行委員会
■共催/宮城県、宮城県教育委員会、仙台市、石巻市、気仙沼市、東松島市、女川町、南三陸町、三陸河北新報社
■特別協力/TBSテレビ、石巻専修大、一般社団法人東北地域づくり協会、時事通信社、共同通信社
■運営協力/公益財団法人 日本自転車競技連盟、公益財団法人日本サイクリング協会、宮城県自転車競技連盟、宮城県サイクリング協会、宮城県自転車軽自動車商業協同組合、石巻赤十字病院、オムニインターナショナル、ルーツ・スポーツ・ジャパン、ペダルノート


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