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2018.06.21

ソフトテニス強化後押し「KEI SPORTS」 石巻・門脇

テニスで地元を盛り上げたいと話す石森代表

コーチ陣の指導を受け練習に打ち込むスクール生たち

 東日本大震災で被災した石巻市門脇町5丁目に昨年9月オープンした「KEI SPORTS」が、石巻地方のソフトテニスの普及と強化に一役買っている。ナイター設備のあるコートを備え、石巻地方唯一の本格スクールを運営している。東北福祉大で監督を務めるなど長年競技に携わる同市出身の石森慶哉代表(42)は「テニスで地元を盛り上げ、恩返ししたい」と意欲を燃やしている。

 コートは2面あり、ラケットやウエアーなどを扱うショップを併設。スクールのない日中や週末はコートの貸し出しや、出張でのコーチングも行っている。

 スクールには、石巻地方内外の小学生〜高校生100人以上が通う。石森代表のほか、東北福祉大の教え子で2度国体を制覇した森田祐哉さん(30)ら全国大会優勝経験者も指導に当たる。

 昨秋から通う石巻小5年の阿部光貴君(11)は「コーチみたいにうまくなりたい。将来はテニスの日本代表を目指したい」と目を輝かせる。

 文部科学省は、教員の負担軽減へ向け部活動の見直しを進めている。石森代表は「勉強だったら学習塾があるが、ソフトテニスを頑張りたいという子の受け皿がなかった。目標達成を目指す子を応援したい」と話す。

 青葉中1年の阿部名桜さん(13)は「もっとうまくなりたいので、部活と合わせて通っている。秋の新人大会で県大会に出られるよう頑張りたい」とはにかんだ。

 石森代表は震災前、市内のテニスショップに勤務。震災後は家業の飲食業の傍ら用品の販売を手掛けていた。市内のコートが仮設住宅地になるなど気軽にプレーできる環境でなくなったことに胸を痛め、開設を決意した。

 石森代表は「いつか日の丸を背負うような選手が出てくれたらうれしい。シニア世代を含め、気軽に足を運んでもらえる場所にしていきたい」と力を込めた。


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