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2018.06.13

サン・ファンパークで初の結婚式 復興ボランティア同士が門出

多くの仲間に祝福される今村さん夫婦(中央)

 石巻市渡波のサン・ファンパークで9日、1996年の開設後初めてとなる結婚式が行われた。東日本大震災の復興ボランティアを契機に、渡波地区を縁にして結ばれた2人が式を挙げた。思い入れがある地区内で最も大きな観光施設での挙式に、多くの仲間が訪れ、2人の新たな門出を祝った。

 結婚式を挙げたのは、石巻市中央2丁目で料理店「四季彩食 いまむら」を営む今村正輝さん(37)と由紀さん(30)夫妻。2人は昨年7月に婚姻届を出し、石巻市鹿妻で暮らしている。

 千葉県松戸市出身の正輝さんは2011年5月、震災のボランティア活動のため、石巻市渡波に初めて入った。そこで渡波出身で同じボランティア仲間だった由紀さんと出会い、交際をスタートさせた。

 正輝さんはその後、ボランティア仲間の助けを得ながら、自分の店を構えるという夢を石巻で実現させた。現在は2人で店を切り盛りする。

 結婚式には、震災の復興で一緒に汗を流したボランティアや料理人仲間ら約250人が集まった。夫婦でバンド演奏を披露したほか、趣向を凝らした余興があって会場を盛り上げた。

 正輝さんは「石巻が好きで移住した上、2人の縁がある渡波で結婚式を挙げることができてうれしい。支えてくれた多くの仲間に感謝したい」と話した。

 由紀さんは「小さな頃から思い入れがある場所で、祝福してもらって幸せ」と笑みを見せた。

 県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)によると、復元船サン・ファン・バウティスタ号ではこれまで、2組が船上での結婚式を挙げている。


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