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2018.06.13

「アロハ島」に魅せられて<6完> 自然写真家

ハワイ島コナ沖でジャンプするハシナガイルカ。高砂さんによると、ハワイのイルカは人懐っこく、好奇心が旺盛。ジャンプも得意で、人間を楽しませてくれるという=2013年8月撮影

高砂淳二さん

 「ハワイが僕の原点」と語る石巻市出身の高砂淳二さん(56)=東京都=。地球をフィールドに活躍する自然写真家としての今があるという。

 「初めて撮影したのは1988年。もう30年も前」で、以来、通い詰めている。年6、7回、訪れる時もある。ハワイは“虹の州”といわれており、珍しい夜の虹を追いかけた「night rainbow(ナイト・レインボー) 〜祝福の虹」をはじめ、「ハワイの50の物語」など、ハワイを題材にした写真集も既に5冊出版している。

 「先住民の生き方に共感した。自然と人はつながっている。生きる上で、自然をとても大事にしている。全てを科学で証明できない。精神的なもの、目に見えないスピリットを尊ぶ」

 世界各地を巡り海の中をはじめ動植物、風景を撮り続ける。根本にあるのがハワイから学んだ精神。人類は驕(おご)ることなく、自然や地球上の生き物と共生していかなければならない、と。

 「アロハの精神を大事にしている」

 あいさつの言葉として知られるが、アロハには「思いやり」「協調性」「謙虚で素直な心」といった意味があるという。

 「生き物を相手に撮影する時、アロハ精神でいく。リスペクトする」

 ほほ笑んでいるようなアザラシ、好奇心いっぱいに近づいて来るイルカ…。高砂さんが撮る生き物たちがユーモラスに満ち、友好的に見えるのはそのためだ。

 今またハワイ入りしている。火山の噴火が続く中、5月下旬に日本を立った。

 「向こうの人たちは慣れっこになっている。火山の神様が、ご機嫌斜めになっている、と」

 人間も自然の中の一員。ハワイで学んだ共生精神を胸に、これからも大自然をフィールドに駆け巡る。

(久野義文)


※「アロハ島」に魅せられて<5> ハワイ史研究者
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2018/06/20180612t13017.htm


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