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2018.06.13

ラジオ石巻FM・764のつぶやき(136) いつか来る瞬間へ

 本年度に入り、朝の生放送を担当している。中継や収録、さまざまなイベントの手伝いなど、新たに加わった仕事がたくさんある。

 経験したことがある仕事もあれば、基本的な段取りが同じものもある。内容はというと、当然ながら毎回、全く違う。臨機応変な対応が求められるし、正解が一つとは限らない。

 ラジオは情報が鍵を握る。急なニュースが飛び込んでくることは日常茶飯事だ。そんな時は予定していた流れを変えなければならない。自然災害や事故など緊急を要する情報、スポーツの試合や選挙など結果が分かり次第、伝えなければならない事は多い。

 仕事を始めたばかりの頃に比べて慣れてはきたものの、まだまだ急な変更には弱いのが正直なところ。

 乗り越えるため、その数秒に全神経を集中させる。ほんの数秒がとても長く感じる。たった数秒でも、全神経を集中させると時間が止まったように感じるのかと驚いたくらいだ。
 原稿を読み終えた瞬間、止まっていた時間が一気に動きだす。音や香り、色や温度といった五感が、自分の中に戻ってくるような感覚になる。本当の意味で呼吸ができるようになる。

 迷い、つまずき、悩み、失敗を重ね、うまくいかずに悔しい思いをすることもある。だが、そのたびに先輩方が支えてくれた。優しく、頼もしい背中をひたすらがむしゃらに追い掛けている。

 今はまだ、教わったことを実践し、サポート側として行動するのが精いっぱいだ。けれど、いつか自ら先駆けて、切り込んでいかねばならない時が来るかもしれない。

 その時、安心して仕事を任せてもらえるようになりたい。支えてもらうばかりでなく、支えられるようになりたい。そのためにはまず、「今の自分に何ができるのか」を考え行動することが大切なのだろう。

 目の前にある先輩方の背中を見失わぬように追い掛け続けたい。どんなにわずかでも、全ての出来事はいつか来る瞬間へとつながる一筋の光だから。(パーソナリティー・阿部栞)


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