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2018.06.12

「アロハ島」に魅せられて<5> ハワイ史研究者

ハワイ史を研究する目黒助教

 ハワイ史の研究者が今春、石巻専修大(アメリカハワイ研究室)に着任した。人間学部人間文化学科の目黒志帆美助教(40)だ。

 津田塾大卒業後、福島テレビに入局。記者生活を過ごしていたが、28歳の時、母親の影響でフラダンスを習い始めた。「踊っているうちに、フラの歴史に興味を抱くようになりました。調べてみると意外に、フラに着目した研究がなされていないことを知り、本格的に研究したいと考えました」

 一念発起し、記者生活にピリオドを打ち、東北大大学院に入学。研究者の道に転身した。博士論文は「王権とフラ−ハワイ王国における先住民政策−」。

 日本の文化が少なからず溶け込んだハワイは、日本人にとって安心感を与えてくれる異国。ハワイが身近になったことで注目すべき現象について、「ハワイの伝統舞踊であるフラを学ぶ日本人の数が、増加の一途をたどっている。その数は、本場のハワイをしのぐほど。もはや日本の文化に溶け込んでいると言っても過言ではない」などと論文に記している。

 今年、ハワイ移民150年を迎えた。

 「世界が動いていく中で、元年者がどう位置づけられるのか関心を持っています。元締とされる石巻市出身の牧野富三郎についても、どのような経緯で任務に就いたのかなども調べてみたいですね」

 「ハワイ人でもアメリカ人でもない日本人の私がハワイ史を研究することで、客観的に見ることができるのではないか」

 研究のため、ハワイを訪れたのは十数回。「一度も海を見ることなく、帰国したこともあるんですよ」

 23、24の両日、名古屋市の南山大で開かれる日本移民学会で報告する。

◇日本移民学会 第28回大会プログラム(PDF)
http://imingakkai.jp/_userdata/jams_28th_program.pdf


※「アロハ島」に魅せられて<4> ウクレレ愛好者たち
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2018/06/20180609t13010.htm


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