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2018.04.08

街中に活気 コマイぬ、石巻で「よみ芝居」 実話怪談を披露

多くの市民が詰め掛けたコマイぬのよみ芝居

 演劇ユニット「コマイぬ」が先日、怪談を題材にした「よみ芝居」を石巻市中央3丁目の旧観慶丸商店で行った。街中に演劇を通じた交流の輪が広がった。

 コマイぬを立ち上げた俳優の芝原弘さん(石巻市出身、東京都在住)と、女優の大橋奈央さん(石巻市)の2人が朗読。取り上げたのは、涌谷町在住の作家・郷内心瞳(ごうないしんどう)さんの拝み屋シリーズ。

 郷内さんは、憑(つ)き物落としなどを行う“拝み屋”が生業で、その時の体験を下に、実話怪談を小説にして発表。怪談に抱く怖いイメージはなく、2人の朗読を通じて死者と生者を結んでいた。

 郷内さんを交えたトークもあり、死者を迎え入れる東北地方特有の風土を紹介し、興味を引いていた。

 旧観慶丸商店を利用しての演劇イベントは初めて。街中ということもあって悪天候にもかかわらず、予想を上回る約80人が詰め掛けた。よみ芝居から立ち上る独特の空間を堪能した。

 昨年、いしのまき演劇祭副代表も務めた芝原さんは「演劇祭の期間だけでなく街中に演劇の空気をつくっていきたい。芝居で新しい活気を生みだせれば。よみ芝居を定期的に開きたい」と手応えを感じ取っていた。

 コマイぬは東日本大震災後、朗読を通じて古里の支援活動に取り組んでいる。


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