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2018.03.29

JFL コバルトーレ女川、来月1日ホーム開幕戦 「勝ち点を」

ホーム開幕戦勝利に向け調整を行うコバルトーレの選手たち

精度の高いキックやパスが持ち味の黒田選手

安定感のあるセービングでゴールを守る近嵐選手

 今季から日本フットボールリーグ(JFL)で戦っている「コバルトーレ女川」のホーム開幕戦が、4月1日午後1時から石巻市総合運動公園石巻フットボール場で行われる。東日本大震災から7年の3月11日にシーズンが開幕。アウェー戦が続いていたため、選手、サポーターにとって待ちわびていた瞬間がやってきた。

 コバルトーレのJFL初年度は3月11日、リーグ3連覇を目指すホンダFCと浜松市で開幕戦を行い、1−2の惜敗スタートとなった。敗れたものの、後半8分にMF黒田が直接FKを決めて1点差に詰め寄るなど、諦めないプレーの数々は、被災地に勇気と希望を与えた。

 第2節のMIOびわこ滋賀戦は、2006年のクラブ発足当初から在籍するFW吉田圭選手のゴールで1−0と、リーグ初勝利。

 第3節のホンダロックSC戦は、0−2だったが、開幕から続いたアウェー戦はひとまず終了した。

 次節は、石巻での試合になる。相手は前年2位のラインメール青森。今シーズンからベガルタ仙台などで監督を務めた望月達也氏を招聘(しょうへい)、仙台でもプレーした中原貴之選手を補強するなどして、初優勝を狙っている。

 これまでの試合を村田達哉監督は「一つでも勝てていることはチーム全体の自信になっている」と振り返り「後はいかにして点を取り、失点を抑えて勝つかが残留の鍵だろう」と話す。初のホーム戦について「これまで県外でのゲームが続いた。やっと地元で公式戦ができるので、コバルトーレと石巻地方の方々にとっては特別な日になる。一人一人のプレーの質を高めて、勝ち点を得る姿を見せられるようにしたい」と語った。

   ◇

 ホーム開幕戦勝利へ一丸となるコバルトーレ女川の選手たち。攻守の要となるキーマン2人を紹介する。

■MF黒田涼太選手(27)

 攻守のかじ取りをする司令塔。ゲームメークに優れ、ドリブルだけでなく、精度の高いパスやキックで好機をつくる。

 開幕試合の後半で直接FKを決め、今シーズン初ゴール。同時にチームのJFL初得点にもなった。「自分で取ったというよりも、みんなでつかみ取った1点。この舞台を目指してやってきたのでうれしかった」と感慨深げだ。

 群馬県出身。桐生一高卒業後、仙台大では高校の同期でJ1ベガルタ仙台のDF蜂須賀孝治やMF奥埜博亮選手らとプレー。天皇杯県予選などで対戦した女川のサッカーに魅了され、入団した。

 これまでの試合を「得意なキック、パスはこの舞台でもやっていける自信がついた」と話す一方、「ぶつかっても簡単に倒れない選手が多い。フィジカルで負けないことが勝つために大事になる」と課題を話す。

 第4節は石巻での試合。「自分たちの役割はサッカーで地域の人を喜ばせること。当日は勝ち点を取ってみんなで喜びたい」と抱負を語った。


■GK近嵐大地選手(24)

 1対1のシュートストップを得意とし、的確なコーチングでゴールを守る守護神。強靱(きょうじん)なメンタルでPKにも強く、安定したセービングで最後方からフィールド全体をカバーしている。

 チームと自身にとって、アマチュア最高峰のJFLは初めての経験。「開幕は緊張したが、今は慣れてきて、相手の動きも落ち着いて見られるようになった」と語る。第2節では10本のシュートを打たれたが、得点を許さなかった。

 新潟県出身で、17年シーズンは「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(全国地域CL)2017」の決勝ラウンドで、2試合のPK戦や、最終戦の完封勝ちと、クラブのJFL昇格に大きく貢献した。

 GKは、同い年の石井龍誠、下部組織出身の冨沢雅文、高卒の新加入緑川光希選手がおり、レギュラー争いも激しくなる。

 「キーパーはシュートを止めることと、打たれないようにコースを消す指示が大事。ホーム戦でも自分の仕事をしっかりすれば結果は付いてくる」と気合を入れた。


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「JFL・第3節 コバルトーレ女川、敗れる 来月1日ホーム開幕戦(2018.03.27)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2018/03/20180327t13004.htm


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