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2018.03.13

東日本大震災7年 み霊に誓う3.11 石巻地方で追悼式

亡き人の冥福を祈り、歌声を響かせた追悼合唱=石巻市河北総合センター

遺族を代表して言葉を述べる日野さん=東松島市民体育館

献花して犠牲者の冥福を祈る参列者=女川町総合体育館

 東日本大震災から7年がたった11日、甚大な津波被害を受けた石巻市、東松島市、女川町でそれぞれ、自治体が主催した追悼式が営まれた。

 石巻地方では関連死を含めると5300人が犠牲になり、704人が行方不明のまま(2月28日現在)。

 参列した遺族や友人は、亡き人に祈りをささげ、古里の復興へ決意を新たにした。


■石巻市

 市河北総合センターに約700人が参列して行われた。犠牲者の冥福を祈って黙とうをささげ、花を手向けた。

 遺族を代表し、長面地区に住んでいたパート従業員三條すみゑさん(59)=東松島市矢本=が、自宅にいて犠牲になった三男泰寛さん=当時(17)=への思いを語った。「一緒にいたら助かったのではと自分を責めた。息子を思い、苦しい時でも顔を上げて生きていく」と誓った。住めなくなった長面地区の豊かな自然や地域のつながりを振り返り「同じ悲しみを繰り返さないため、現地で震災の経験を語り継ぐ」と話した。

 亀山紘市長は式辞で「誰もが住み続けたいと思う魅力と元気のあるまちに復興させる。震災の経験と教訓を、全世界と後世に伝えていく」と述べた。

 追悼合唱では、石巻合唱連盟や石巻好文館高、市桜坂高のメンバーらが「花は咲く」「石巻・わがふる里」を歌った。


■東松島市

 市民体育館で開かれ、遺族や市民ら約650人(主催者発表)が参列。行方不明者24人を含め、犠牲になった1133人の冥福を祈るとともに古里の復興を誓った。

 渥美巌市長は「(犠牲者に報いるためにも)今後も市民ファーストを基本に、心の復興に力点を置いた施策を講じていきたい。復興の加速・完結に全力を傾注する」と式辞を述べた。

 遺族を代表し、会社社長日野良宣さん(65)=同市大曲=が、震災で亡くなった妻や妻の両親を悼みながら「全ての被災者が一日も早く落ち着いて生活ができることを望みたい。震災を風化させることなく、同じ悲しみや犠牲者を出さぬようなまちづくりに取り組んでほしい」と話した。


■女川町

 町総合体育館で追悼式が行われ、遺族ら約700人が参加した。古里の復興に向け、前を向いて歩むことを誓った。

 須田善明町長は式辞で、「今も悲しみに暮れる人は多くいるが、私たちは悲しみを力に変えてここまで来た。遠い空のかなたから、古里に生きる者たちの行く末を見守ってほしい」と呼び掛けた。

 震災で母豊美さん=当時(54)=、祖母平林秀子さん=当時(78)=が亡くなった飲食店従業員金山英勲(ひでのぶ)さん(28)=女川町女川浜=は、父の焼き肉店を継ぐために震災後に古里に戻ってきた。「震災で傷つきながらも多くの優しさに触れ、人と協力し合う大切さを知った。今後も精進することを誓う」と語った。


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「東日本大震災追悼 石巻地方3市町で行事(2018.03.11)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2018/03/20180311t13013.htm


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