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2018.02.11

捕鯨基地の活気伝える 100年前の写真5点展示 石巻・来月まで

米国人が約100年前に撮影した鯨の町・鮎川の写真を展示しているミニ企画展

 米国の探検家が約100年前に石巻市の牡鹿半島にある「鯨の町・鮎川」で撮影した貴重な写真が、同市中央3丁目の旧観慶丸商店(市指定文化財)2階で展示されている。

 鯨を解体する光景など、捕鯨でかつて栄えた鮎川の活気ある姿が捉えられており、市民らが懐かしそうに見入っている。

 東北学院大文学部歴史学科の協力によるミニ企画展「Oh、Aikawa!」で展示されているのは、博物学者で探検家ロイ・チャップマン・アンドリュース(1884〜1960年)が明治後半に鯨類調査のため捕鯨基地だった鮎川に滞在した時に撮影した写真だ。

 「シロナガスクジラの解剖と見物人」「脳油を採取する男たち」など5点で、いずれも「1910年6月」と記されている。他に湾内に船が何隻も浮かんでいる鮎川港の写真もある。アンドリュースが見た「鮎川」が活写されており、三陸の近代捕鯨の始まりのにぎわいが伝わってくる。

 「Aikawa」は、アンドリュースが著した探検記(1916年)の中で、鮎川を表記した言葉という。アンドリュースはハリウッド映画「インディ・ジョーンズ」シリーズの主人公のモデルの一人ともいわれており、彼の人物像も市民の興味を引く。

 ミニ企画展は、東北学院大が、アメリカから提供を受けた写真データから実現した。

 11日は展示解説が、東北学院大文学部歴史学科の加藤幸治教授らによって行われる。時間は午前10時〜午後4時(随時)。

 同日、旧観慶丸商店の特別公開((1)午前10時(2)11時(3)午後2時(4)3時)もある。

 ミニ企画展は3月26日まで。休館日は火曜。開館時間は午前9時〜午後5時。入場無料。

 連絡先は市教委生涯学習課0225(95)1111。


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「地域誌『石巻学』第3号刊行 牡鹿とクジラ、多面的に紹介(2017.09.23)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2017/09/20170923t13004.htm


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