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2018.01.28

米軍医が撮った1951、石巻地方<3> 大町通り

世相を映す女性の服装

 写真は、石巻市大町通り(現アイトピア)の観慶丸本店前の北側付近。通行人の服装から、時期は春か秋ごろとみられます。バトラー大尉はこの場所で立て続けに数カットの写真を撮影しています。

 通り西側店舗は東京屋履物店、石巻商工会議所前の空き地にテント掛けの露天商、はまや洋品店、亀七呉服店が見えていて、道路両側に「のぼり」が林立し、通りの先を観察すると露店前の人だかり、人通りの多いことに驚きます。

 東京屋北側は石田金物店、丸直、相馬屋家具店、観慶丸商店、須藤荒物屋、耽(たん)書房などの店舗。数カットのモデルは石巻の街で目にした日本人女性のうち、若い女性、子ども連れの婦人や姉妹たちです。各地を訪れたバトラー大尉は、地域(町場、農村、漁村)、産業、仕事内容などによって女性たちの服装や容姿が違うことに気付いたようです。

 男性の大半が洋服ですが、女性は和服と洋服が混在しています。仲良しの3人組に見える女性たちは、健在であれば80代後半になるでしょうか。白セーターとスカート姿の女性は際立つセンスの持ち主ですが、足元の履物がげたであることが残念です。

 この年はナイロン靴下が流行した年ですが、国内中で全ての品物が不足して靴は貴重品。欲しくても手に入らない時代でした。

 翌年、大町・大町銀座通りは他町に先駆けてアスファルトの道路舗装に取り掛かり、記念売り出しを実施、名実ともに市内の繁華街として発展を遂げます。(郷土史家・辺見清二)


※米軍医が撮った1951、石巻地方<2> 川開きと立町通り
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2018/01/20180121t13006.htm


<情報をお寄せください>

 掲載された写真は、撮影者の長男アラン・バトラー氏のウェブサイト「Miyagi 1951」で閲覧できます。https://www.miyagi1951.com/
 写真に関する情報は辺見氏 090(4317)7706 にお寄せください。


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