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2018.01.20

内モンゴルを知ろう 石巻・須江小で特別授業 友好協会が協力

民族衣装デールに身を包み、内モンゴルについて説明するイリナさん

 石巻市須江小(児童252人)の「(中国)内モンゴル交流学習」と題した特別授業が18日、同校体育館であった。児童たちは紙芝居などで内モンゴルに対する理解を深め、平和の尊さを学んだ。

 昨年10月下旬に発足した石巻内モンゴル友好協会の協力で実現。ともに協会理事で、同校評議員を務める渥美佳子さん(須江在住)と内モンゴル出身の民族歌手イリナさん(仙台市在住)が講師を務めた。

 渥美さんは、2005年に須江小と姉妹(友好)校になった内モンゴル自治区鄂温克旗(エベンキ)第一実験小とのいきさつなどを、紙芝居「日中友情の花を枯らすことなく咲かせ、永遠に色鮮やかに保とう」で紹介した。

 十数年前に当時の6年生が描いた絵をスクリーンに映し出しながら、70年以上も前に内モンゴルの子どもたちに無償の愛をささげた3人の日本人教師を紹介。「友情の輪が永久に続くように」と結んだ。

 民族衣装デールを着て登場したイリナさんは、「こんにちは」「ありがとう」といったモンゴル語であいさつ。「モンゴルと内モンゴルは国が違うけれど、言葉も生活習慣もほとんど同じ」などと語った。

 「冬はマイナス35度にもなり冷凍庫より寒い」「人口が少ないため、隣の家との距離は5キロも離れている」などと話し、児童を驚かせていた。

 須江小と内モンゴルの交流は、須江で動物病院を開業していた首藤健二郎さんと妻の(旧姓江川)ユキさんがきっかけ。ユキさんは教師として現在の内モンゴル自治区北東部で日本語などを教えていた。

 戦後36年、教え子たちがユキさんを探していることが分かり、交流を再開。内モンゴルで獣医師をしていた首藤さんはユキさんと結婚後、動物病院を開業する傍ら内蒙古自治区友好協会を立ち上げ、夫妻で子どもたちが日本に留学する際の身元引受人や資金援助などに尽力。夫妻は次の世代にも交流が引き継がれることを願い、須江小に託して現在に至っている。

 5月11日には第一実験小の児童が須江小を訪れ、歌や踊りを披露するなど交流を深める予定。翌12日には遊楽館で「小鹿(シャオルー)」交流コンサートを開催する。


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「内モンゴル親善、より深く 石巻市内有志ら友好協会設立(2017.10.25)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2017/10/20171025t13004.htm


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