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2018.01.20

高校生の心のケア、就労探る シンポジウムで事例紹介 東松島

高校での就労支援活動について語る岩本さん

 生きづらさを抱える高校生の心のケアや就労支援を考える「高校生『絆力』向上プロジェクト」のシンポジウムが18日、東松島市コミュニティセンターであった。行政や若者支援機関の関係者ら約30人が参加。学校と支援機関、企業などがつながり、地域全体で支える仕組みの大切さを確認した。

 引きこもりの若者の就労・就学支援に取り組む認定NPO法人「Switch(スイッチ)」の相談窓口「ユースサポートカレッジ石巻NOTE」(石巻市鋳銭場)が主催した。

 神奈川県を拠点に若者支援を行うK2インターナショナルグループの岩本真実さんが、K2が運営する食堂やパン屋などでの就労体験や共同生活を通して一般就労を目指す事例を紹介。発足30年で多くの若者が自立を果たし、K2のスタッフ約100人中、約半数がかつて引きこもりだった当事者と説明した。

 公立高校と連携し、就業支援の授業や校内での相談業務を担う事業も紹介。「引きこもりは長引くほど深刻化し、早期発見が肝心。高校は最後のとりでで、中学からの関わりが必要と実感している。授業などを介して生徒の生きづらさに気付き、課外活動などを重ねて自信を付けさせることが大事」と強調した。

 石巻北高飯野川校の大橋孝幸教諭は、職業体験や資格取得など支援団体と連携した進路支援活動を説明。中学校で不登校を経験しながら、高校での課外活動が評価され、進学が決まった生徒の事例などを紹介した。

 大橋教諭は「東日本大震災後、石巻地方には心の傷が癒えていない生徒が少なくない。地域が連携して支えるシステムは、地域全体の安心感につながる。多くの学校に広がってほしい」と提案した。


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