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2018.01.11

石巻・長面の伝統、絶やすまい 元住民ら大般若巡行

経文の入った木箱を担ぎ、境内や旧県道を練り歩く大般若巡行

 江戸時代から続き約300年の歴史がある「大般若(だいはんにゃ)巡行」が7日、石巻市長面三本倉の龍谷院周辺で行われた。長面地区の元住民ら約20人が列を作って地区内を練り歩き、今年1年の無病息災や家内安全を祈願した。

 参加した元住民らは、龍谷院に伝わる経文600巻が分納された6個の重い木箱を担ぎ、境内や旧県道を力強く行進。長面伝承太鼓の演奏で、巡行を盛り上げた。

 巡行後、参加者には長面湾で取れた約500個のカキとムール貝を使った汁物が振る舞われ、体を温めながらお正月のひとときを満喫した。

 龍谷院総代長の武山昌一さん(77)は「東日本大震災後も長面の宝である祭りを絶やしたくない。そのために、伝統行事を受け継ぐ若い世代の力が必要」と語った。

 巡行は大震災で休止していたが、地域の伝統を絶やさないようにと2016年に復活した。来年の巡行は、若い世代が参加しやすいように二子団地でも開催する方向で、武山さんと住職の斎藤文隆さん(76)らが中心になって計画を進めている。

 長面地区は災害危険区域にあるため、元住民の多くが内陸部などに散り散りに暮らしているものの、積極的に伝統行事に取り組んでいる。

 2月11日は、北野神社末社・大杉神社で顔にすすを塗り付け合う奇祭「アンバサン」を開催する予定。


※関連記事
「5年ぶり大般若巡行 復活へ檀家ら有志が発起 石巻・長面(2016.01.08)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2016/01/20160108t13002.htm


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