NEWS 石巻かほく

このエントリーをはてなブックマークに追加
2017.12.07

村井知事、県議会で4期目の抱負「あらゆる立場の方から謙虚に聞く」

 肥大化する仙台市の一極集中が加速し、県内他自治体との格差が広がる中、先の知事選で4選を果たした村井嘉浩知事が今後どういったスタンスで県政運営を進めるのか、自治体関係者らが注視している。

 東日本大震災の影響などで人口減少が進む被災地からは「人口減対策には県政の後押しが必要。市町の切実な声を聞いてほしい」との声も出ている。

 村井知事は、改選後初の県議会11月定例会で「あらゆる立場の方から謙虚に声を聞き、衆知を集める県政を具現化したい」と4期目の抱負を述べた。

 知事選前の言動を巡り、「独断専行」「傲慢(ごうまん)」といった批判もあった村井氏だったが、共産党が推薦する無所属新人との一騎打ちを過去最多得票で制した。「村井1強」が顕在化し、強権的な政治手法を懸念する向きもあったが、二元代表制の県議会の場で「謙虚に聞く」姿勢を貫く方針を示した。

 県政の軸足を、「仙台の機能を生かして県勢発展につなげる」といったこれまでの考えから、仙台市以外の人口減に苦しむ他自治体への支援にシフトすることが県土の均衡ある発展には欠かせない。「仙台との格差を是正しないと、他自治体が人口減対策を進めても移住、定住につながる効果は出にくい」との指摘もある。

 被災地では、交流人口や活動人口の拡大による波及効果に期待し政策を進めている。石巻市は、2060年に現在の約半数に当たる7万7000人まで人口が減ると推計し、総合的な施策の展開で10万人の維持を目指す。

 石巻市などの関係者は「自治体単独では人口減対策にも限界がある。県の力は大きく、知事には自治体の声を聞き、政策面でバックアップしてほしい」と話している。


スポンサーリンク

ページの先頭に戻る