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2017.12.07

中東のメディア関係者、石巻で視察 震災時の情報発信など学ぶ

IRORI石巻で説明に耳を傾ける中東のメディア関係者ら

 東日本大震災の教訓を探ろうと来日した中東のメディア関係者が、11月30日に石巻市を訪れた。震災後のまちづくりやIT関連の取り組み、災害時の情報発信などを学んだ。

 訪れたのは、サウジアラビアとパレスチナの電子マガジン編集長ら3人。国際交流基金(東京)が招いた。

 3人は、石巻市中央2丁目のIRORI石巻で、河北新報社の古関良行石巻総局長とIT講習を手掛ける一般社団法人イトナブ石巻の加藤奨人さんから、災害と情報に関わる具体例やIT技術の学習事業について聞いた。

 古関さんは、2011年の震災時、気仙沼市で孤立した被災者のメールがツイッターで拡散し、東京都消防庁による救助につながった話などを紹介。「震災後、会員制交流サイト(SNS)が浸透したが、昨年の熊本地震では『動物園からライオンが逃げた』というデマも流布された。情報の信頼は何より大切だ」と話した。

 加藤さんは、子どもたちへのプログラミング教育などの取り組みを説明。「チャレンジすることが大事。石巻からIT技術者を多く輩出したい」と語った。

 国際交流に取り組むサウジアラビアの財団に勤めるマゼン・ルカイニさん(27)は「震災時のメディアの力は大きいと感じた」と語り、同国でアートディレクターとして働くシャーザ・アルドゥースさん(30)は「それぞれの分野で、よりよい社会にしようとする意識が強く、感銘を受けた」と述べた。

 3人は石巻市内で復興に向かう中心市街地を巡り、石ノ森萬画館を見学するなどした。


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