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2017.12.05

石巻・雄勝小児童、狂言学ぶ 三宅藤九郎さんが出前授業

三宅さんの動作を見ながら表現する児童たち

 和泉流二十世宗家の狂言師和泉元弥さん(43)の姉で、狂言師の三宅藤九郎さん(44)が11月28日、石巻市雄勝小(児童20人)を訪れ、全児童を対象にした狂言のワークショップを開いた。参加した児童たちは、室町時代から続く日本の伝統芸能に理解を深めた。

 ワークショップでは初めに、狂言の歴史や流派、場面転換の仕組み、能楽堂についての解説を受けた。その後、基本の動作や発声の仕方を学び、狂言小謡「兎(うさぎ)」の習得に挑戦した。

 児童たちは、地元に伝わる「雄勝法印神楽」の練習で鍛えた集中力を生かし、三宅さんの動作を見よう見まねで表現した。

 雄勝小6年の渡辺遥人君(11)は「昔の言い回しだけれど日本語なので何となく分かった。狂言に興味を持つことができたのでよかった」と話した。

 都心部の学校などで十数年前から狂言の出前授業を行っている三宅さんは、「地方の学校にも本物に触れる機会を」との思いから、今春クラウドファンディングに挑戦。目標金額に到達したため、雄勝小を含む市内3校でワークショップを開催した。

 三宅さんは「狂言を体験してから舞台を見ると伝統の重みみたいなものを実感できるはず。要望があればワークショップを続けたい」と語った。


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