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2017.12.05

認知症理解し地域で支えよう SOSネットワーク講演会 石巻

関係機関の連携を呼び掛ける粟田さん

 認知症に関する講演会(石巻市主催)が先日、石巻市河北総合センターで開かれた。認知症になっても地域で暮らせる社会の実現を目指し、自治体や企業、市民が連携し支えていくことの大切さを確認した。

 関係者約160人が参加し、東京都健康長寿医療センター研究所の粟田主一研究部長の基調講演に耳を傾けた。

 粟田部長は、2025年には国民の17人に1人、60年には10人に1人になるという国内の認知症高齢者のデータを紹介。「認知症とともに生きるのは当たり前になる」と話した。

 年金収入のみで困窮する1人暮らしの高齢者が増加している現状も説明。「日常生活が満足にできず、社会的に孤立し、心身の健康が悪化してしまう」などと指摘した。

 その上で、住まい、医療、介護、予防、生活支援が一体となり、認知症が疑われる人を早い段階で診断し、支援につなぐ初期集中支援事業に取り組むことの大切さを訴えた。

 パネル討論では、行方が分からなくなった高齢者らを早期に保護する「SOSネットワーク事業」について、石巻署や石巻郵便局、イトーヨーカドー石巻あけぼの店などの代表らが、それぞれの取り組みを紹介。QRコードを読み取ると市や家族に通知メールが届くシステムの活用や、従業員の認知症サポーター養成などについての説明もあった。


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