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2017.11.15

震災伝承活動の広域ネットワーク結成へ 17日に検討会 石巻

震災伝承活動について話し合った石巻ビジターズ産業ネットワーク震災伝承部会の検討会=8月31日、石巻市千石町の石巻河北ビル内「かほくホール」

 東日本大震災で大きな被害を受けた石巻市で、震災伝承活動を展開する個人、団体と官学の広域連携組織「3.11メモリアルネットワーク」(仮称)が17日に結成される。震災を教訓に、尊い命を守る伝承活動をより効果的に進めようというのが狙い。伝承活動や防災学習の企画、人材育成も視野に入れる。

 結成を進めているのは、石巻地方の交流人口拡大を目指す有志団体「石巻ビジターズ産業ネットワーク」の震災伝承部会。東北大災害科学国際研究所の佐藤翔輔准教授から助言を受け、「石巻地方でつくる震災学習の協働事業体制」をテーマに検討会を開く中で、ばらばらに震災伝承活動を行う個人、団体の連携と組織化の必要性が高まった。

 17日は、午後6時から石巻市千石町の石巻河北ビル1階「かほくホール」で検討会を開催し、規約案などを審議する。趣旨に賛同し、参加を希望する個人、団体問わず誰でも出席できる。

 ネットワークは震災伝承、防災、減災の各活動の連携、調整や企画、その評価、活動を継承する若い世代の育成などを担う。事業費は寄付金を募る予定。

 震災から6年8カ月が経過し、復興事業の進展に伴い爪痕はなくなりつつある。一方で、石巻市では石巻南浜津波復興祈念公園の工事が進み、旧門脇小校舎や大川小の遺構保存の在り方の方針が示され、東松島市ではJR仙石線旧野蒜駅周辺で東日本大震災復興祈念公園の整備が続く。女川町でも旧女川交番が遺構として保存される予定だ。

 こうした施設の活用は課題となっており、ネットワークが施設を生かして震災の教訓と命の大切さを伝えていくことを想定している。

 ビジターズ産業ネットワークの震災伝承部会長の中川政治さん(41)=公益社団法人みらいサポート石巻専務理事=は「皆で会を立ち上げて、結束して活動したい。各個人・組織の得意分野を結集して取り組むことで相乗効果が生まれる」と意義を強調する。

 連絡先はみらいサポート石巻0225(98)3691。

◇石巻ビジターズ産業ネットワーク・震災伝承部会 第15回コンファレンスのお知らせ - 公益社団法人みらいサポート石巻 http://ishinomaki-support.com/resilience_171113


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