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2017.11.11

被災した野蒜海岸の松ぼっくり、希望の松に 東松島・宮野森小

希望の松を観賞する児童たち

 東松島市宮野森小(児童125人)の学級園(畑)で9日、東日本大震災からの復興のシンボルとなる「希望の松」が披露された。

 福岡県春日市にある「NPO法人星のふるさと」の今村次美理事長(64)が、震災で壊滅的な被害を受けた野蒜海岸そばの松林で松ぼっくりを見つけ、自宅に持ち帰り、種から育てた。その後、2014年3月に旧野蒜小敷地内に植樹していたのを、移植した。

 全児童が整列する中、相沢日出夫校長が「希望の松を見て、皆さんがどのような思いを持ってくれるのか楽しみにしています。大事にしていこうね」とあいさつした。

 市教委から感謝状を贈られた今村理事長は「希望の松は、津波の後も一生懸命頑張っています。皆さんも希望の松を見て、勇気と生きる力を感じてもらえれば」と話した。

 6年後藤元隆君(11)は「希望の松のように、僕たちも力強く成長していきたい」と決意を述べた。

 披露の後、児童たちは1メートル以上に育った松の木を触るなどして観賞し、今後の飛躍を誓っていた。

 15年前から野蒜地区を訪れていたという今村理事長は、11年10月に野蒜海岸に立ち寄り、津波で荒れ果てた松林から松ぼっくりを持ち帰った。種を取り出してプランターにまいたところ、12年4月に芽を出したという。

 最初の苗木1本は12年7月に、当時、豪雨に見舞われた春日市の春日野小に寄贈。東松島市には苗木3本を届け、旧野蒜小敷地内に植樹した。今後、残りの2本は、敷地内と野蒜ケ丘に移設される野蒜郵便局の敷地内に移植する予定。

 市教委、宮野森小は「希望の松は震災を忘れてはいけないというメッセージも込められている」と説明。津波にも負けないたくましい児童の育成に力を注ぐ方針だ。


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