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2017.11.11

海岸林再生へ 東松島・赤井南小児童ら、クロマツの苗1000本植樹

被災した大曲浜の海岸で、クロマツを植える赤井南小の5年生

 東日本大震災で大きな被害を受けた東松島市大曲浜で10日、石巻地区森林組合が企画した「みんなで造る海岸林再生プロジェクト」が始動した。

 防災機能を果たす海岸林としてクロマツを植える取り組みで、この日は東松島市赤井南小5年生ら約140人が1000本を植樹した。他に、埼玉県越谷市のロータリークラブ(RC)=越谷、越谷南、越谷北、越谷東、越谷中=の会員たちも参加した。

 植樹に先立ち、石巻地区森組の佐藤健児組合長が「震災の津波で県内の海岸林は壊滅的な被害を受けた。海岸林を再生し、失われた機能を取り戻すことが被災地の復興につながる」とあいさつした。

 担当者から植え方の説明を受けた後、盛り土して基盤整備が終了した2000平方メートルの土地に、虫に強く枯れにくい抵抗性クロマツの苗木を植樹した。そばには、潮風や飛砂から苗木が守られるよう防風垣と防風柵が設けられた。苗木代は、県緑化推進委員会の助成とRCの寄付で賄った。

 赤井南小5年渋谷ほのかさん(10)は「クロマツがいっぱい成長して、将来この町を津波から守ってほしい」と話した。

 プロジェクトは来年度も同規模で実施する予定。

 県によると、震災で被害を受けた東松島市の海岸防災林は250ヘクタール(国有林含む)に及ぶ。県は2014年度に植樹活動を開始し、本年度から企業や団体、NPO法人による植樹活動が本格化している。

 県は20年度の植樹完了を目指す。現在はまだ全体の1割程度(国有林除く)という。


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