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2017.11.02

石巻西高で、防災学ぶ国際高校生フォーラム 日米韓台から660人

共同宣言を採択した米国、韓国、台湾の高校生と石巻西高の生徒たち

 「国際理解教育」を掲げ、東日本大震災後は防災教育にも力を入れる石巻西高(生徒582人)で10月31日、「国際高校生フォーラム」が開かれた。

 震災の教訓を世界に発信するとともに、国内外で発生した災害について高校生の視点で意見を交わし、万国共通の課題である減災・防災への理解を深めた。「世界中の同世代の若者と災害について意見を交換し、積極的に考え行動する」など共同宣言を採択した。

 同校の全生徒をはじめ、米国、韓国、台湾の高校生ら計約660人が参加。4校の代表が、災害への対処や解決策、災害後の活動などについて発表した。

 リン・ユウジさん(17)=台湾・ナンニン高=は、2014年7月に台湾・高雄市で起きた大規模なガス爆発事故の被害状況や、現在の復興の様子を写真を使って説明し、人災の恐ろしさを訴えた。

 ブレンダン・ベックさん(18)=米国・ジョプリン高=は、米国ミズーリ州で11年5月に発生した竜巻被害について、自分の体験談を交えて説明した。

 リ・ミンスーさん(17)=韓国・ハンミン高=は、韓国の四大河川事業問題を例に挙げ、「誰かが恩恵を受けるような解決策ではなく、環境そのものの解決に向けた策を探るべきだ」などと述べた。

 相沢朱音さん(17)=石巻西高3年=は、震災で親友を失った悲しみを乗り越え、語り部活動に従事してきたことを紹介。相沢さんら3人の高校生の被災体験を記した本「16歳の語り部」を出版したことにも触れ、「今後起こり得る災害から多くの命を救いたい」と強調した。

 発表後、「災害について学び、解決策を提案する」「世界中の人々と友好関係を築く」「4校で助け合い、国際交流を継続する」など4項目の共同宣言を採択した。

 フォーラムは石巻西高が主催した。次年度も開催する予定。


※関連記事
「国際高校生フォーラム、石巻西高が企画 震災経験を英語で発表(2016.11.22)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2016/11/20161122t13012.htm
「桜坂高の武山さん、思い発信 先輩らに共感し『震災語り部』に(2017.03.03)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2017/03/20170303t13004.htm


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