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2017.10.17

コミュニティ・スクール導入、東松島で広がり 地域と共に

コミュニティ・スクールについて理解を深めた講演会

 文部科学省が推進している学校運営協議会制度「コミュニティ・スクール」(CS)が、東松島市で広がりを見せている。

 鳴瀬未来中が県内の中学校で初めて2015年度に導入したのを皮切りに、本年度は新たに宮野森、大塩、鳴瀬桜華の3小学校でも導入。学校運営協議会制度は、学校や保護者、地域住民の声を学校運営に生かし、一体となって特色ある学校づくりを進めることが目的。

 同協議会の主な機能は次の通り。
(1)校長の作成する学校運営の基本方針を承認する
(2)学校運営について、教育委員会または校長に意見を述べることができる
(3)教員の任用に関して、規則に定める事項について教育委員会に意見を述べることができる

 市教委は、将来的には市内全ての小中学校で導入する考えだ。


<大塩小、講演通じ理解深める>

 大塩小は4日、CSへの理解を深める講演会を大塩市民センターで開いた。CS推進員で石巻市蛇田中校長の今泉良正氏が講師となり、制度の概要や魅力、実践例を紹介。関係者約45人が聴講した。

 県内初のCSとなった柴田町東船岡小の校長だった今泉氏によると、CSは県内の15校を含め、全国で3600校(2017年4月現在)に上る。県内の導入状況は10.8%と、東北地方では青森(2.4%)に次ぐ低さ。全国平均(11.7%)も下回っている。

 今泉氏は山梨県甲斐市を例に、「双葉西小学校は、長年培ってきた実践内容や方法など、今あるものを生かす視点で見直した。学校運営協議会と学校応援団という組織が車の両輪となり、一体的に推進することができた」と説明。

 CSの魅力について「教職員の異動があっても組織的な連携・協働体制が継続できる『持続可能な取り組み』。学校運営の承認を通して自分たちの学校だ、という意識を持ちやすく、役割分担をもって連携・協働できる」と強調した。

 最後に、今泉氏は「CSはつくることが目的ではなく、地域と共にある学校づくりの一つの手段であることを忘れてはならない」と呼び掛けた。

 大塩小では、地域の高い教育力を生かし、田植えやサツマイモ栽培、毎朝の登校指導といったさまざまな活動の中で、地域住民が学校の教育活動に協力している。


※関連記事
「学校運営に住民意見 鳴瀬未来中、コミュニティ・スクール導入(2014.07.18)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2014/07/20140718t13014.htm
「東松島・大塩小児童、もち米の苗を手植え体験 地域住民が指導(2017.05.25)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2017/05/20170525t13013.htm


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