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2017.10.12

衆院選2017・宮城5区 石巻地方、期日前投票始まる

担当者の説明を受けて期日前投票する有権者

勝沼栄明さん

安住淳さん

 衆院選(22日投開票)の期日前投票が11日、石巻地方でも始まった。5日に告示された同日選となる知事選の期日前投票所も兼ねる。

 「安倍政治」を問い、選挙後の政権の枠組みが最大の焦点となる衆院選は、市民の暮らしや安全保障にも関わる。有権者の一票が今後の政治状況を大きく左右する。

 石巻市は、市役所本庁舎と6総合支所、蛇田、渡波両公民館、稲井、荻浜両支所の計11カ所に開設。東松島市は市役所本庁舎と鳴瀬総合支所、女川町は役場に設けた。

 いずれも投票日前日の21日まで。投票時間は午前8時半〜午後8時。ただし稲井、荻浜両支所は午後5時まで。東松島市本庁舎の18〜20日は午後10時まで延長する。

 石巻市役所本庁舎5階市民サロンには11日、有権者が早速訪れ、一票を投じた。石巻市鹿妻5丁目、自営業男性(50)は「いつも期日前投票を利用している。知事選と小選挙区は復興完遂に取り組む候補者、比例代表は北朝鮮のミサイル発射問題に力を入れる政党に投票した」と話した。

 東日本大震災の被災者に配慮するため、期日前投票所を、石巻市は17日に仮設開成第11団地、18日に仮設大橋団地の各集会所で設けるほか、女川町は17日に石巻市沢田の石巻バイパス仮設住宅集会所で開設する。

 石巻市は初めて石巻専修大にも設ける。16日のみ、開設時間は午前9時半〜午後6時。イオンモール石巻(茜平4丁目)にも、昨年7月の参院選、4月の市長選・市議補選に続いて、13〜15日午前9時半〜午後7時に設ける。


<遊説日程・12日>

【勝沼陣営】
▽選挙カー
 石巻市河北、北上、南三陸町志津川
▽個人演説会
 予定なし

【安住陣営】
▽選挙カー
 東松島市赤井、美里町木間塚、北浦、大崎市田尻、涌谷町、石巻市北村、蛇田
▽個人演説会
 予定なし


<候補者の横顔>

■勝沼栄明さん(42) 医師 自前(2)(公・日推)

「被災地のため力尽くす」

 前回(2014年)の衆院選で比例北海道から宮城5区にくら替えし、石巻入りしたのは公示5日前。「事務所開きと第一声、総決起大会を同じ日にする前代未聞の選挙だった」と当時を振り返る。

 小選挙区では落選したが、比例東北で復活当選。あれから3年弱。集会などでは「石巻に墓を造り、家も買った。後は…」と、独身を話題にして聴衆の笑いを誘うこともしばしばだ。だが、話の肝になると口元を引き締める。前回衆院選では「骨をうずめる覚悟で臨む」と表現していたものを、今回は「骨をうずめる」とキッパリ。

 2009年8月の衆院選で民主党政権が誕生した時に、「このままでは日本が駄目になる」と思って政治家を志した。「親類にも知人にも政治家は一人もいない」という中で医師から転身した。

 2期目は、石巻市と酒田市を地域高規格道路で結ぶ「みちのくウエストライン」構想のうち、長年の懸案だった石巻側の事業着手に尽力した。「震災の復興を完遂させないといけない」。与党としての立場で被災地のために力を尽くすことを強調する。

 趣味は読書で、最近、夏目漱石など若い頃に読んだ作品を再読するようになった。座右の銘は、外柔内剛。

(かつぬま・しげあき/1974年11月、横浜市出身。北海道大医学部卒。札幌市などで医師として勤務後、2012年12月の衆院選で初当選。党青年局次長を務めた。石巻市中央1丁目。)


■安住 淳さん(55) 元財務相 無前(7)

「古里の声聴き復興完遂」

 牡鹿半島の小さな浜で生まれ育ち、政治家を志すきっかけは、幼い頃から感じた「集落の人は心臓のちょっとした発作で死んで、都会の人は助かるのは理不尽」という現実だった。石巻市内の病院に行くのに時間がかかり、政治で変えるしかない。片隅に置かれた人の声を聞き、国政に届けることを信条とする。

 民主党政権で財務相などを務めた。東日本大震災の復興財源確保のための復興特別所得税、使途を見えやすくする復興特別会計導入に携わった。復興完遂に思いは人一倍強く「特別税は全国の勤労者から毎月納めてもらっている。事業の質と実効性を上げなければ申し訳ない。無駄遣いは許さない」とくぎを刺す。

 野党再編の渦に巻き込まれ、厳しい戦いを覚悟で無所属で出馬。陣営は「背水の陣」で臨み、本人は政治の原点に返り「裸一貫で頑張る」と意気込む。

 郷土出身の政治家としての自負があり「古里の代表として私しか分からないことがある」と言う。石巻市魚町の水産加工団地の全企業を訪ね、実情を探った。人手不足、給料が払えないなど切実な声を聞き「アベノミクスを変えないと格差は広がる」と実感した。

 趣味はゴルフ。石巻の復興コンペや仲間とプレーするのが楽しいという。

(あずみ・じゅん/1962年1月、石巻市生まれ。早稲田大社会科学部卒。96年の衆院選で初当選、連続7期。妻(55)と大学生の長女、高校生の長男の4人家族。石巻市南中里4丁目。)


※関連記事
「衆院選2017・宮城5区 新区割り 2氏、石巻で第一声(2017.10.11)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2017/10/20171011t13015.htm


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