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2017.10.12

全国中学生ウエートリフティング 佐々木さん(蛇田)、優勝

全国中学生選手権大会のクリーン&ジャークで124キロを挙げる佐々木さん。優勝を自信に、五輪出場を見据える

 石巻市蛇田中3年の佐々木柾(まさき)さん(15)が、8月に石川県で開催された「第31回全国中学生ウエートリフティング選手権大会」(公益社団法人日本ウエートリフティング協会など主催)のスナッチ、クリーン&ジャーク男子77キロ級で、日本中学記録を更新し優勝した。

 全国の頂点に上り詰めたことで自信を深め「アジア大会、世界大会と段階を上げ、将来は憧れの五輪の舞台に立ちたい」と先を見据えている。

 77キロ級には、全国の予選を突破した18人が参加した。バーベルを一気に頭上に挙げる「スナッチ」と、一度肩まで挙げてから頭上に上げる「クリーン・アンド・ジャーク」の2種目をそれぞれ3回ずつ行い、各種目の最も良い記録の合計で優勝を決めた。

 佐々木さんは、スナッチで101キロ、クリーン&ジャークで124キロの計225キロをマーク。2種目の合計で日本記録(2013年、220キロ)を上回った。また、今大会全階級で最大の重量を上げたとして、最優秀選手にも選ばれた。

 「緊張よりも重い重量を挙げきれた達成感が大きく、努力が報われて良かった」と振り返る。

 昨年も全国大会を経験したが、1位の選手とは合計4キロ差の準優勝。この1年間は悔しさを晴らすため、スクワットやデッドリフトに取り組んだり、練習の様子を動画で撮影し、月1回教わる県内のウエートリフティング名門校・柴田高校の教員に会員制交流サイト(SNS)で見てもらうなど、フォームチェックも意識してきた。

 ウエートリフティングは、石巻市向陽小5年生だった13年に始めた。東日本大震災の被災地から五輪選手を輩出しようと、県が小学生を対象に開いた五輪競技種目を体験する「みやぎ 夢・復興 ジュニアスポーツパワーアップ事業」への参加がきっかけだった。

 生まれは東松島市赤井。震災で赤井の自宅が被災し、学校を転校せざるを得なくなるなど、つらい経験もした。「震災がなければ県の事業も発足しなかったし、競技とも出合うことはなかった。自分にとって震災は人生の転機だと思っている」と語る。

 現在住んでいる石巻市丸井戸では、父茂さん(46)が剣道の道場を営む。このため、3歳から剣道も習っており、今年の東北大会個人戦で5位入賞を果たした。

 「ウエートリフティング選手のピークは20歳前半と言われている。出られるなら3年後の東京五輪か、その次の五輪に出てメダルを取れるようになりたい」と抱負を話した。


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「東京五輪へ 蛇田中の佐々木さん、育成プログラムに参加(2016.08.25)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2016/08/20160825t13010.htm


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