NEWS 石巻かほく

このエントリーをはてなブックマークに追加
2017.09.26

復興後押し 石巻・雄勝小で「ほってぇ皿」製作 特産品化目指す

粘土を型に押し当て、成形する児童

型に押し当て、成形した後の「ほってぇ皿」

 石巻市雄勝小(児童20人)の児童たちが、古里の特産品「雄勝石」でホタテの形をした陶器「ほってぇ皿」作りに取り組んでいる。

 東日本大震災で甚大な被害を受け、復興に向かう雄勝をアピールするため、商品化を目指す。「ほってぇ」は地元の海の幸ホタテを、なまらせて表現。あえてひらがなにして親しみやすいようにした。

 児童たちは「皿の売上金で雄勝にホタテの冷凍工場を造る」と大きな夢を描いている。

 京都造形芸術大(京都市)の事業「こども芸術の村」プロジェクトの一環で、5・6年生10人が取り組んでいる。

 昨年度本格始動し、月に1度のワークショップの中で、前身の旧雄勝小5・6年生が「Ogatsu 7」を結成。雄勝石の粉末を混ぜた粘土とうわぐすりを使用、ホタテの貝殻を押し当てた3枚を組み合わて1枚の「ほってぇ皿」を作り、仮設住宅の住民に贈った。「映えるし、雄勝らしくていい」「グラグラしないよう安定させた方がいい」といった意見を取り入れ、本年度に引き継いだ。

 本年度は、旧大須小の児童の賛同を得て「Ogatsu 10」を結成。昨年度の活動を引き継ぎながら、雄勝石とホタテの貝殻を使った改良版の陶器作りに挑戦している。量産できるようにホタテの貝殻1枚を押し当てた型を新たに作り、誰でも簡単に仕上げられるよう工夫した。

 7月に改良版を完成させ、今月15日に2度目の陶器作りに励んだ。Ogatsu10を中心に、雄勝小中の児童生徒、保護者、祖父母らが参加。皿の成形と、1度、素焼きした皿のうわぐすり作業に取り組んだ。うわぐすりは配合割合を4種類用意し、思い思いの風合いになるよう焼き上がりを想像しながら、皿の表面にかけた。

 6年の川田忍君(11)は「ほってぇ皿を雄勝の特産品にしたい。その売上金で将来、ホタテの冷凍工場ができれば、世界中に雄勝のホタテを届けることができる」と期待した。

 皿は11月に販売予定。次回のワークショップで詳細を決める。


スポンサーリンク

ページの先頭に戻る