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2017.09.14

インタビュー>いしのまき・人模様 復興ボランティア

藤井麻貴子さん

◇復興ボランティアグループ
「マキコでこざいま〜す!」代表 藤井麻貴子さん

<アニメソングとサルサで盛り上げ>

 ちまたで見掛けるちょっとした有名人。奇抜なファッションスタイルで場を盛り上げる。生まれながらの明るさを生かし、東日本大震災後の石巻で笑顔と元気が出るパワーを振くバイタリティーあふれるマルチな女性だ。

 「最大被災地石巻の復興のために、自分ができることで少しでも貢献したい」。そんな思いで震災直後の5月、東京・赤坂の森ビルでの総合受付の仕事をしながら石巻に通い始めた。

 古里埼玉から出発していたボランティアバスが石巻行きだったことから、石巻と関わることになった。

 NGO<魅来(みらい)>「笑顔届け隊」に加わり、避難所でアロマハンドマッサージをはじめ、側溝掃除やがれきの撤去、仮設住宅住民のコミュニティーづくりなどに取り組んできた。

 「毎月通ううちに、継続的な支援が必要」と確信し、2013年5月に移住した。

 東京・板橋から引っ越すまでの2年間、大好きな男女ペアで踊る情熱的なサルサダンスを通して、東日本大震災チャリティーイベント「エクセレンテサルサ」を中野サンプラザなどで月2〜3回主催し、義援金として計25万円を日本赤十字社へ、支援金として「笑顔届け隊」に計約150万円を寄付している。サルサには銀座のサルサバーで出合い、「自分に合っている」と病みつきになった。

 来石前には「寄付金などの行方を知りたい」として、日本赤十字社に一時勤務したことがある。

 がれきを少しでも早く片付けたいという思いで、バックフォーやホイールローダーを操作できる車両系建設機械の免許を取得。がれきの焼却が行われていた石巻市潮見町で重機を操作して働いた後、週末ボランティアができるよう土日休みの会社を探し、丸伊石材工業(石巻市成田)に就職した。アーティキュレートダンプトラックで原石運搬をしていたが、昨年指をけがし、現在プラントのオペレーターをしている。

 「旅行が好きで、オーストラリアをはじめ、ヨーロッパ各国、タンザニアでキリマンジャロ登山など25カ国を訪れました。5年近く住んでいたアイルランドでは、モデルの仕事やタイガービールのキャンペーンガールをするなどさまざまな経験をしました。コンピューターの技術や英語もアイルランドのカレッジで習得しました」

 2015年4月、笑顔届け隊から独立し、「マキコでございま〜す!」という復興ボランティアグループを結成。主に、湊や渡波地区でごみ拾いや草刈りなどのクリーン活動を月2回実施している。

 「レギュラーメンバーは県内外の人たち15人ほど。新規では海外からの参加者もいます。震災直後何もできなかったが、今でもできることがあればという声も多いですね」

 ボランティアは石巻にとどまらず、豪雨災害の被災地福岡や熊本、茨城県常総市、岩手、大和町など休日を利用して出掛け、復旧活動に励んできた。

 「石巻はマンガの町。アニメソングとサルサのコラボ、アニサルサイベントを披露していきたい。微力ながらこれからも石巻や、近年毎年のように起こる自然災害の被災地でもお手伝いできればと思っています」

 コスプレ姿のマキコさんが、石巻のイベントを盛り上げる。

■ふじい・まきこ
 埼玉県鴻巣市出身。高校卒業後、資生堂でのビューティーコンサルタント、水上温泉での中居、アイルランドでモデルとしてテレビCMに出演するなどさまざまな職種を経験。ワイン好き。趣味はサルサダンス、旅行など。同市湊町4丁目。

(伊藤浩)


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