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2017.09.13

津波の教え石、石巻・荻浜中生が字彫り 来月28日に除幕式

高橋社長(右)のアドバイスを受け、慎重に彫り進める生徒

 東日本大震災で24人が犠牲になった石巻市荻浜地区で、津波の教訓を後世に伝える石碑を建立しようと進められている「津波の教え石プロジェクト」が終盤を迎え、荻浜中の全生徒11人が8日、石碑の字彫りを体験した。震災という悲劇に向き合い、次世代に伝える思いを表現した。

 10月28日に荻浜地区住民の高台移転先(荻浜白浜山)で除幕式が行われる。

 プロジェクトは、石巻市荻浜地区行政委員連合会が震災の風化を防ごうと企画し、昨年度に本格始動した。荻浜中の生徒たちが総合学習の一環で石碑のデザインや文言、外構などを考えた。

 白御影石を使用した石碑は、高さ約1.5メートル、幅約1.7メートル、厚さ約20センチ。同校であった石碑の字彫り体験では、石材会社「石心興業」(栗原市)の高橋強一社長(63)からアドバイスを受け、全生徒が一字一字に思いを刻んだ。

 生徒会長の3年柳橋慶侍さん(14)は「自分の手で彫ることで一層思い入れが強くなった。震災を風化させない地域の象徴としての礎になってほしい」と語った。

 プロデュース役の城井広邦さん(72)=東京むかでワイズメンズクラブ=は「石碑に字を刻む体験は一生の思い出になる。子どもたちが大人になった時、次の世代に伝えていく役目を担う石碑。将来、荻浜を離れたとしても時折戻ってきて石碑を眺めてほしい」と話した。


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「津波の教え石 今秋完成目指し、荻浜中生がデザイン提案(2017.05.02)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2017/05/20170502t13009.htm


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