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2017.09.09

東松島・集団移転団地 3地区宅地分譲登録者数、利便性で明暗

人気を集めるあおい地区の宅地分譲予定地

 東松島市が東日本大震災の被災者向けに整備した防災集団移転団地、あおい、野蒜ケ丘、月浜(宮戸)の3地区63区画宅地分譲の最終登録者数がまとまった。

 市中心部にあるあおい地区は27区画に57人が登録し人気の高さを示す一方、野蒜ケ丘は35区画に14人と半分にも満たず、明暗を分けた。利便性などが要因とみられる。月浜は1区画に1人。

 契約者を決定する抽選会は10日、市コミュニティセンターで行われる。

 宅地分譲は、防集団地7地区のうち3地区で空きが生じたことによる措置。事前登録を6月5日から7月28日、本申し込みを8月7日から25日までの日程で進めていた。

 用地対策課によると、事前登録では、一時あおい地区だけで86人を数えたが、1丁目、2丁目に人気が集中したことに加え、倍率の高さもあって29人が辞退したという。

 一方、JR仙石線の東名、野蒜の二つの駅を要する野蒜ケ丘地区は、教育、商業、医療などあらゆる環境が整い、歩いて用事が可能なあおい地区に比べ十分とはいえないことなどが、希望者が少ない要因とみられる。

 渥美巌市長は「仙台からわずか40分程度、恵まれた自然や子育てに適している条件など東松島の良さなどアピールしていきたい」と人気回復に努める考えだ。

 最終登録者数の内訳は、市内あおい38人、野蒜8人、月浜1人、市外あおい19人、野蒜6人。

 市は震災後、昨年11月までに7地区で計717区画を造成し、引き渡しが完了。改めて移転希望者の最終意向確認を今年4月末時点で行った結果、あおい、野蒜ケ丘、月浜(宮戸)で空き区画があることが判明した。

 空き区画について、市は「震災から6年以上が経過し、経済的事情や災害公営住宅の完成といった環境の変化が大きな理由と見られる」と分析。空き区画の早期解消に加え、定住者促進や子育て世帯の取り込みなど人口増も狙いに準備を進めている。

 申し込みの対象は、市内外の個人。市内被災者をはじめ、子育て世帯・新婚世帯など6段階の優先順位を設定。被災の有無にかかわらず、市外の一般希望者にも対象を拡大している。

 今後のスケジュールは抽選会・契約者決定などを経て、仮契約、本契約となる。


※関連記事
「東松島・防災集団移転団地 一般希望者含め宅地分譲、登録開始(2017.06.07)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2017/06/20170607t13012.htm
「野蒜ケ丘に初の災害公営団地 東松島市、鍵引き渡し(2017.07.01)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2017/07/20170701t13011.htm


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