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2017.08.27

街中にアート空間 音楽、絵、芝居が融合 石巻・橋通りコモン

心を一つにした音楽ライブ

訪れた人の目を楽しませたペインティング・アート

目の前で繰り広げられたコマイぬの芝居

 東日本大震災の被災地・石巻市の街中に、人が集う交流スペースを創造しようと活動を展開する「R」(主宰・矢口龍汰さん)は19日夜、そんな交流スペースを中央2丁目の仮設型商業施設「橋通りCOMMON(コモン)」につくりだした。

 音楽ライブ、ペインティング・アート、芝居が融合し合い、活気に満ちた空間は、住んでいる人たちと訪れた人たちを結びつけた。

 Rが企画した「SUMMER JAM 17」で、メイン会場では楽団ひとり、クックヨシザワらの歌と演奏が繰り広げられた。市民は飲食を楽しみながら手拍子を送ったり、歓声を上げたりした。

 会場の一角では、バスケス・坂田幸代さんがキャンパスに自由にペインティング、足を止めて見入る人たちとアート談義に花を咲かせた。

 音楽ライブの合間には芝居も行われた。2畳分くらいしかない広さのところに布団をセット。コマイぬの男女がパジャマ姿で芝居を始めると、客が集まりだして、2人の組んずほぐれつの“戦い”に笑いが広がった。

 夏の夜の街中に、世代やジャンル、地域を超えて生まれた祝祭的な広場。被災した場所に何かをつくりたい、その一人に加わりたい−という思いが、互いを引き寄せ、華やぎに満ちた共有(コモン)の宇宙を創りあげた。

 日帰りで東京から来た30代の女性は「今の石巻だからこそできる。人が集まってきてアートにあふれた最高の夜だった」と語った。

 矢口さんは「これからもいろんな形で遊びの場、日常をちょっと離れられる空間をつくっていきたい。継続することで、何でもない場所に新しい街の文化を育てたい」と張り切る。

 Rの次なる仕掛けを楽しみにしたい。(久)


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