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2017.08.03

南浜つなぐ館、移転し2倍の広さに シアタールームを新設 石巻

テープカットしてリニューアルオープンを祝う関係者たち

 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた石巻市南浜町3丁目の震災伝承施設「南浜つなぐ館」が7月29日、リニューアルオープンした。

 つなぐ館は、北東約30メートル先の盛り土(1.5メートル)された場所に移設。従来のユニットハウスを活用した鉄骨平屋で、約41平方メートルから約2倍の約87平方メートルに拡張された。展示スペース奥にシアタールームを新設したほか、外壁に大型パネル3枚を取り付けた。地域住民が集えるように、下屋も8月中に設置する。

 リニューアルを記念した式典が同日現地であり、関係者約30人が出席。つなぐ館を運営する公益社団法人みらいサポート石巻の窪木好文副代表理事は「被災地の現場から発信することで、これから起こりうる新たな災害に向けた学びを得てほしい」とあいさつ。関係者がテープカットし、リニューアルオープンを祝い合った。

 式典後、一般公開され、観光客らが展示物を見学して回った。

 展示スペースには、地域住民が提供した震災前の写真を天井付近に貼ったほか、震災前まで南浜町3丁目にあった「パリー美容院」の被災看板も展示。シアタールームで流す映像コンテンツも更新した。

 施設の拡充、移転費用は約800万円。「しんきんの絆」復興応援プロジェクトの助成金約400万円と自己資金、語り部活動の収益金を充てた。不足分は、クラウドファンディングで協力を呼び掛けている。

 2015年11月に門脇町5丁目に開館したつなぐ館は、昨年4月に南浜町3丁目に場所を移し、石巻南浜津波復興祈念公園の工事の影響などにより2度目の移転となった。これまで延べ2万4000人(6月末時点)が来館している。

 開館は土日祝日のみで、午前10時から午後3時まで。入館無料。今月7〜9日は開館する。


◇津波で流出した石巻市南浜にある震災を伝える施設を充実させたい(公益社団法人みらいサポート石巻) - クラウドファンディング Readyfor (レディーフォー)
https://readyfor.jp/projects/minamihamamemorial0311


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