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2017.06.18

石巻市中心商店街 スーパーが消えたまち(下) 対策

個人商店が並ぶ立町大通り。中心市街地の集客対策にはスーパーの出店が起爆剤になる

<波及効果生む集客力>

 東日本大震災後、石巻市中心商店街は再開発計画が相次ぎ、既に完成した区域がある一方、間もなく着工する区域もあるが、スーパーマーケットのような商業施設出店の計画は今のところない。

 そんな中、買い物弱者に光明を見いだしているのが、中央1丁目の中央一大通り(旧市役所通り)だ。「安全で温かな街」を目指し、昨年10月に生まれ変わった。魚屋、豆腐店、青果店のほか、薬局や理髪店といった地域に愛着のある昔ながらの顔の見える店が並ぶ。

■ヨークも白紙に

 しかし、商店街から「日々の売り上げは伸びない」という声が聞こえてくる。消費者からは、石巻人気質なのか「専門店があるのは助かりますが、つらいのは店に入ったら何かを買わなければならないという気持ちになる」「スーパーは入店しても買わなくても平気なので気軽に入れる」と胸の内を明かす市民もいる。

 石巻商工会議所を含む一帯では震災後、ヨークベニマルが出店する計画が浮上したものの、地権者全員の合意が得られず、出店実現には至らなかった。

 それだけにエスタ閉店はさらに買い物弱者の心に重くのしかかる。震災で被災した上に、後継者難で閉めた店もある。特にアイトピアでは物販店の閉店が目立つ。

 「アイトピアから生協がなくなっただけに、ヨークベニマルに来てもらうと助かる」。中心部と山の手の住民たちの間で歓迎ムードが高まっていただけに、出店計画が頓挫しがっかりさせた。

■商議所跡に関心

 現在、石巻商工会議所会館解体後に販売する跡地の購入希望を受け付けており利活用の行方に市民の関心が集まっている。

 集客力のあるスーパーの出店で、周辺の商店の波及効果が期待される。雇用や固定資産税の増収などのメリットは大きいだけに誘致活動など市の果たす役割は大きい。

 亀山紘市長は庁舎1階の商業スペースについて「再開を望む声は承知している。地域住民の買い物の利便性を考えれば、スーパーのような施設は必要だ。どのような方法で公募するかを検討し、できるだけ早く対応したい」としている。


※スーパーが消えたまち 石巻市中心商店街(中) 盛衰
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2017/06/20170617t13015.htm


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