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2017.05.20

県議補選・東松島 高橋氏が無投票当選 「市民の心輝くまちに」

感謝の言葉と今後の決意を述べる高橋氏。左から2人目は妻の千賀子さん

 県議から東松島市長に転身した渥美巌氏(69)の後任を決める、東松島選挙区(定数1)の県議補選は19日、告示された。18日現在の有権者数は3万3647人。

 無所属新人の元東松島市復興政策部長高橋宗也氏(55)以外に立候補の届け出がなく、無投票で高橋氏の初当選が決まった。高橋氏は30日に県石巻合同庁舎で当選証書を受け取る。

 無投票当選は、6期途中まで務めた渥美氏を含め、4期連続。

 高橋氏はこの日、同市矢本北浦の選挙事務所で第一声後。選挙カーに乗り込み市内全域を回ったほか、あおい地区のあおい東集会所前など計8カ所で街頭演説し、支持を呼び掛けた。

 1日に退職したばかりの市役所前で最後の街頭演説を済ませ、事務所に戻った直後の午後5時10分すぎ、他に立候補の届け出がなく当選が確定すると、支持者から一斉に拍手と「おめでとう」の声が上がった。

 後援会長と選対本部長を務めた阿部秀保前市長の音頭で、支持者らが万歳三唱する中、妻の千賀子さん(56)と深々と頭を下げた高橋氏はマイクを握り「本当に感謝の気持ちでいっぱい。市政、復興の課題は承った。市民の負託の重さをひしひしと感じている。この思いを県政に届けたい」と決意を語った。

 事務所には渥美巌市長や橋本孝一市商工会長、阿部勝徳市議会議長らが顔をそろえ、2019年11月までの任期約2年6カ月の活動に期待を寄せた。

 高橋氏は旧鳴瀬町出身。東北学院大卒。1984年に鳴瀬町職員となり、東日本大震災以降は市復興政策課長兼環境未来都市推進室長などを経て、復興政策部長を務めた。


【解説】

 阿部秀保前市長、渥美巌市長のほか、市議、経済界などの強力な支援体制により高橋氏が無投票当選を果たした。

 高橋氏は、阿部前市長が後任の市長候補として昨年から熱望していた3人のうちの1人。市長選への立候補は固辞したが、阿部前市長、渥美市長ら各方面からの強い要請を受け出馬を決断、部長職を辞して立候補に踏み切った。

 「市政のあらゆる分野に精通し、古里の課題を直接県政につなぐパイプ役として最もふさわしい」と評価する声は多い。12年間一緒に仕事をした阿部前市長も「仕事に関しては心配していない」と太鼓判を押す。

 一方、強力な支援体制の中で対立候補の擁立や新人が立候補できない状況に不満を募らせる市民は少なくないことも事実。高橋氏はこうした状況を謙虚に受け止め、少数意見や要望にも耳を傾け、県政に届けるという姿勢が求められる。

 さらなる復興の加速に加え、少子高齢化対策など市の総合的な発展に向けて、重責を担う新県議の働きを注視していきたい。(桜井泉)


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「宮城県議補選東松島区、あす告示 投開票は28日(2017.05.18)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2017/05/20170518t13015.htm


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