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2017.05.17

石巻駅東、道路拡幅 ロマン海遊21を来年度撤去 機能は移転

2018年度に撤去されるロマン海遊21と拡幅される市道「南北間道路」の東西区間

 JR石巻駅前にある石巻市観光物産情報センター(ロマン海遊21)が、駅前と駅前北通り1丁目の小川町踏切付近を結ぶ市道「南北間道路」(470メートル)の拡幅事業に伴い、2018年度に撤去されることが分かった。機能は、中央2丁目11番街区に開設される市かわまち交流センター(仮称)に移転する。

 市は、観光客の案内は引き続き駅前で行う方針で、JR東日本などと協議を進める。解体後の跡地については、オートバイの駐輪場などに活用するという。

 ロマン海遊21は、石巻観光協会が指定管理者として運営している。1階は観光案内と地場産品販売の機能を有し、2階は観光協会の事務所、多目的ホールとなっている。鉄筋2階で延べ床面積481平方メートル、01年8月に完成した。

 東日本大震災後、年間入り込み数は増加している。震災前の10年度12万7500人だったが、震災後の11年度は17万6800人と急増。12年度は25万3000人と過去最高を記録。13年度も21万7000人、14年度は17万5000人、15年度18万7000人といずれも震災前より増えている。

 観光協会の後藤宗徳会長は「市の方針であれば、ロマン海遊21の解体は仕方がない。協会の事務所はどこにあってもいいが、石巻駅前には観光案内所は必要」と説明する。

 市観光課の中村恒雄課長は「撤去されたとしても駅前には観光案内は必要。どこに設置するか検討したい」と語る。市は、JRなど関係機関との協議を視野に入れる。

 「南北間道路」は交通の結節点で、観光の玄関口・石巻駅前と駅前北通りのアクセス向上を目的に整備する。いずれも一方通行の東西・南北両区間が、完成後は相互通行可能となり、交通の利便性がアップする。

 市石巻駅周辺整備プロジェクト推進室によると、来年1月に東西区間(240メートル)を5メートル拡幅する工事に着手する予定で、幅11メートル(北側の4メートル歩道を含む)になる。ロマン海遊21、飲食店、ビルなどの移転が必要で、既に建物の解体実施設計業務委託費500万円は予算化している。

 市は当初、18年度に南北区間(230メートル)の拡幅整備を完成させた後に東西区間の工事を予定していたが、JRとの調整で変更した。南北区間は20年3月の完成見込み。

 地権者と用地買収交渉中で、27区画のうち4月27日時点で3割強が契約済みとなっている。


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