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2017.04.21

被災の古民家再生、待望の交流拠点に あす食堂開業 石巻

プレオープンの16日、地元住民らでにぎわった「牡鹿半島食堂いぶき」

 東日本大震災で被災した石巻市大原浜の古民家を改修した「牡鹿半島食堂いぶき」が22日、オープンする。

 被災地支援に取り組む一般社団法人「OPEN JAPAN」がプロジェクトを進め、約4年掛けて営業開始にこぎ着けた。イベントも開催し、地元住民や観光客らのコミュニティースペースとしても活用する。

 改修した古民家は大原生活センター近くにあり、築約80年で木造2階、延べ床面積約220平方メートル。1階を食堂兼コミュニティースペースとした。

 メニューは1000円前後からで、旬の海の幸を使った料理や定食、飲み物を提供する予定。

 オープンのきっかけは、全国各地の災害被災地を支援していた仲間が震災後に石巻入りし、牡鹿半島での活動を通して古民家の存在を知ったことから。家は津波被害を受け、居住者も引っ越すため取り壊す予定だったが、家を保存し再生する構想が持ち上がった。

 2012年3月には支援者らで一般社団法人「OPEN JAPAN」を立ち上げ、サイトを通じて寄付を募ったり、企業から支援を受けたりして、13年3月から改修を進めてきた。食堂の運営は「OPEN JAPAN」のメンバーでつくる株式会社IBUKIが担う。

 「OPEN JAPAN」副代表の堀越千世さん(40)は「震災後は過疎化が進んでいた地域ですが、海の幸や人が温かいなどの魅力がある。地域振興の一助になればいい」と話している。

 プレオープンした15、16の両日は地元住民らが訪れ、料理に舌鼓を打った。

 石巻市小渕浜の養殖業阿部幸恵さんは「雰囲気がすごくすてき。町おこしのいいきっかけになるのではないか。人がつながる場になりそう」と期待を寄せる。

 今後は、隣接する築約120年の蔵を修復し、震災伝承スペースとする構想もある。

 IBUKIの神野隆平社長(40)は「たくさんの人の思いが詰まっている。人に喜んでもらうことが大切なので、頑張ってはやらせたい」と笑顔を見せた。

 営業時間は午前11時〜午後5時。5月8日以降は月曜定休。翌9日からは予約があった日のみ、夜間営業を始める予定。

 連絡先は0225(25)7282。


◇古民家再生IBUKIプロジェクト | OPEN JAPAN(オープンジャパン)
http://openjapan.net/project/ibuki


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