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2017.04.20

石巻市長選2017 「刷新」「継続」問う 4陣営が舌戦

候補者の街頭演説を聞く有権者たち。復興の在り方などを争点に舌戦が繰り広げられている=19日、石巻市吉野町1丁目

 3選を目指す現職に「市政刷新」を掲げる新人3人が挑む石巻市長選(23日投開票)は、東日本大震災の復興の在り方や政治スタンスを巡り、激しい舌戦を繰り広げている。

 過熱する最前線を追う。

<石巻市長選立候補者>
(届け出順)
青木満里恵 62 元大学講師 無新
黒須 光男 69 元市議   無新
阿部 和芳 57 元市議   無新
亀山  紘 74 石巻市長  無現
        (2)=自・民推=

   ◇

■青木満里恵氏

 石巻市長を3期12年務め「動く市長室」を手掛けた父和夫氏(89)の手腕を評価する青木満里恵氏(62)は16日の第一声で、「自分勝手に市政を進めると今のようにおかしな状況になる」と亀山氏の市政運営を批判。手順を踏んで、いい政策を積み上げることを強調した。

 あえて個人演説会は行わず、精力的に選挙カーで市域を隅々まで回る。18日は雄勝地区、19日は牡鹿地区に出向いて路上でマイクを握り「市民が主役のまちづくりを進める」と語った。

 陣営は「表だって協力はできないが、応援するからという声は多い」。支援の輪は着実に広がっている。


■黒須光男氏

 「市政を大転換し、新しい石巻をつくる。ぜひ市長に押し上げてほしい」。17日、復興が遅れている牡鹿半島の福貴浦漁港で、黒須光男氏(69)は選挙カーから降り、集まった漁業者らを前に熱弁を振るった。

 黒須氏は選挙カーで市街地だけでなく、半島沿岸部などの集落にもこまめに足を運ぶ。個人演説会は行わない代わりに、人が集まった場所ではミニ演説会を数多くこなし浸透を図る。

 県議時代、半島の漁港整備に尽力した。「黒須さんには大変、世話になった」。駆け寄り握手を求める漁業者も。陣営は「豊富な議員経験のたまもの。手応えはいい」と自信を深める。


■阿部和芳氏

 阿部和芳氏(57)は18日、雄勝、北上、河北の各地区を精力的に回った。北上町のにっこりサンパークの仮設住宅では「市街地と半島部で生じている復興格差を是正する。被災した方の目線に沿って温かい政治を目指す」と力説した。「そうだ。頑張れ」。気力がみなぎる演説に住民から賛同の声が上がった。

 4人の候補者の中で最も若く「世代交代」を前面に「将来を見据えたまちづくりのためには新しいリーダーが必要だ」と訴える。

 フェイスブックを活用し若者の支持拡大にも注力。「若者の支持を得て投票率が5割を超えれば勝てる」と自らを鼓舞する。


■亀山紘氏

 攻勢を強める新人を迎え撃つ亀山紘氏(74)は「あと4年で震災からの復興を成し遂げたい。復興を加速するためには半島部をしっかり進める」と対抗する。

 国政レベルでは対決姿勢を鮮明にする自民、民進両党が推薦するなど強力な布陣で支える。16日の第一声で民進党代表代行で衆院議員(宮城5区)の安住淳氏は「陣頭指揮を執り本当に苦労してきた。何もしないで文句を言うことは簡単。この4年間をゴール地点とする亀山さんを外したらダメだ」と気勢を上げた。

 連日、個人演説会を開催。18日夜は自民党の片山さつき参院議員が応援に回り、支援を呼び掛けた。


<遊説日程・20日>

■青木満里恵陣営
▽選挙カー=蛇田、桃生、河南

■黒須光男陣営
▽選挙カー=河南全域、蛇田

■阿部和芳陣営
▽選挙カー=あけぼの、恵み野、蛇田、大街道、築山、錦町、日和が丘、泉町、中里、清水町

■亀山紘陣営
▽選挙カー=荻浜、大原浜、鮎川浜、寄磯浜など牡鹿半島全域
▽個人演説会=午後6時半・河北総合センター、同7時・いしのまき農協稲井支店


※関連記事
「石巻市長選2017 4候補の決意と横顔(2017.04.19)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2017/04/20170419t13013.htm


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