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2017.04.20

若者よ投票権生かそう 石巻市選管、啓発に躍起

石巻市明るい選挙推進協議会、石ノ森萬画館アテンダントの協力で実施されたPR活動。高校生ら若者にも投票を呼び掛けた=17日、石巻市のJR石巻駅前

 「18歳選挙権」が適用される初の石巻市長選で、若者の投票動向に関心が集まっている。

 東日本大震災の復興を成し遂げるリーダーを選択する重要な選挙。一票の行使は市政の方向性を決め、未来を築く一歩につながる。

 関係者や識者は「次代や地域を担う若い世代がしっかり意思を示すことは政治を変え、若者が期待する政策の実現にもつながる」と投票の意義を強調している。

 公選法の改正で選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられ、昨年7月に実施された参院選では、石巻市の投票率は47.04%。18歳は41.59%、19歳は31.25%と低調だった。

 震災後、石巻で実施された各種選挙の投票率は低く、若い世代の低迷は顕著だ。若者の投票率が低くなることは、政治に声が届きにくくなる恐れがある。それは若者向けの政策が実現しにくくなったり、実現に時間がかかったりして政治離れが加速する可能性もある。

 19歳と比べ、18歳の投票率が比較的高い傾向にある点について、東北大大学院情報科学研究科の河村和徳准教授(政治学)は「18歳は初めてという珍しさもあって選挙に関心があるが、進学や就職で親元を離れた19歳以降は投票しなくなることが多い」と分析。「だんらんや子どもが帰省した時に、政治の話をしたり、学校が休みの土曜に一緒に期日前投票したりすることが大切だ」と投票権行使を促す秘策を説明する。

 市長選や市政に関心を抱く若者や高校生もいる。

 石巻市南境の会社員日野優さん(18)は「次期市長は復興事業を着実に進め、復興を成し遂げてほしい」と語り、意中の候補に一票を投じる考えだ。

 市内であった石巻青年会議所主催の市政公開討論会に出席した石巻高3年、斎藤珠実さん(17)は「石巻は道路事情が悪いし、改修してほしい箇所もある。交通の便も悪い。若者が魅力を感じ定着したいと思う政策が必要だ」と話した。

 15日現在で18歳と19歳の有権者は計2815人(18歳1417人、19歳1398人)。

 市選管は告示後、新たに選挙権を得る18歳に投票を呼び掛けるはがきを送付したほか、石ノ森萬画館アテンダント、選挙啓発キャラクター「めいすいくん」などの協力を得て啓発活動を展開する。17日はJR石巻駅前で高校生にポケットティッシュを配り、市長選・市議補選をPRした。

 亀井一彦市選管事務局長は「若者の関心を高める取り組みを行い、市全体の投票率アップにつなげたい」と述べた。


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