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2017.04.19

石巻市長選2017 4候補の決意と横顔

■現場で市民の声を聞く/青木満里恵氏(62) 元東北大非常勤講師、無新

青木満里恵氏 前回(2013年)に続く挑戦。女性の目線と気付きをアピールしながら、市民の声が市政に施策として反映される「市民協働型」のまちづくりを重視する。

 趣味などのサークル活動で知人が増え、さまざまな話を聞いた。「このままでは石巻が心配。良くなってほしいという思いから立候補を決意した」

 石巻市長を3期12年務めた父和夫氏(89)の姿を見て育ち、東日本大震災をきっかけに心の奥に眠っていた市政を担う強い意識に目覚めた。「公人を意識しパブリックが第一」とする父の言葉を政治家の基本として、目指すべき市長像を描く。

 市民と共に歩む姿勢を主眼に、市民目線を大事にした市政運営、現場に赴いて市民の意見や困り事を聞く「現場主義」を信条とする。その一端が青木市政時代に取り組んだ「動く市長室」の復活だ。大川小訴訟問題、女川原発の再稼働についても市民の考えを聞いて決断するつもりだ。

 趣味は多彩。手芸、合唱、食べることのほか、カラオケも好き。座右の銘は「一寸の虫にも五分の魂」。「どんな人間にも魂がある。心が大事」とその意味を説明する。

(あおき・まりえ/1955年3月、東京生まれ。北大文学部卒。昨年9月まで東北大非常勤講師。夫は2007年に他界し、1男2女は独立。石巻市泉町2丁目で両親と3人で暮らす。)


■石巻再生へ流れ変える/黒須光男氏(69) 元市議、無新

黒須光男氏 「石巻の再生にこぎだし、市政の流れを変えたい」。県議と市議の豊富な議員経験を強みにして市政の刷新を訴える。市議時代、市議会の一般質問はいつもトップで登壇してきた。市街地再開発事業など、議員活動の中で感じた疑惑や問題点を現職にぶつけ、声を張り上げて論戦を挑むことはしばしばだった。

 「今の石巻は元気がない。足元を改めて見直すことが必要だ」と語気を強める。震災の復興を加速させて、住民が安心して暮らせるまちづくりを目指す。

 市立病院の民間委託や市議会の定数半減、旧門脇小校舎を解体して跡地を桜坂高の運動場に活用するなど、大胆な施策に取り組むことを示す。大川小の津波訴訟に関しては「無益な争いはするべきではない。市長になったらすぐに控訴を取り下げる」と強調する。

 「旧態依然の組織では、市の発展を望めないので、チームを組んで、石巻を良い方向に進めたい」。市役所の組織再編にも取り組む決意をみなぎらせる。

 座右の銘は「有言実行」。尊敬する政治家は故田中角栄氏で「先見性と実行力が魅力で、政治家の中でも群を抜いている」とみる。

(くろす・みつお/1947年5月、石巻市生まれ。石巻商高卒。79年から県議6期を務め、97年に副議長に就任。旧石巻市を含め市議5期。石巻市蛇田新東前沼で妻と2人で暮らす。)


■復興格差を是正したい/阿部和芳氏(57) 元市議、無新

阿部和芳氏 候補者の中で最も若い。徹底した現場主義を掲げる。「世代交代をして新しい石巻をつくる。フットワークを軽くして、住民の声に積極的に耳を傾けたい」と意気込む。

 次点だった前回の市長選に次ぐ挑戦となる。この4年間、地元の牡鹿地区は、復興が遅れる一方で、中心市街地は公共施設が相次いで建設され、復興の格差が生じていると感じている。「このままではいけないという住民の声は多い。傍観者になるのではなく、石巻を変える力になりたい」と強調する。

 市民に寄り添った政治を目指すのが信条。「光の当たらない所に光を当てるのが政治の原点」と考える。

 今回の市長選では「わくわくする石巻」をキャッチフレーズに、経済、身体、心の三つの健康まちづくりを手掛ける意向だ。「視点を変えて、未来を開こう」と呼び掛け、現職との差別化を図りながら新たな地域づくりを目指す。

 座右の銘は、故山本壮一郎元知事から贈られた「耕不尽(こうふじん)(耕せども尽きず)」で、一生精進が必要だという心構えを教わった。ジャンルは問わず月に20〜30冊の本を読み、見識を深めている。

(あべ・かずよし/1960年2月、石巻市生まれ。千葉商科大商経学部卒。県漁協石巻市東部支所長、旧石巻市を含め市議5期。石巻市小積浜で祖母、母、妻、長女の5人暮らし。)


■地方創生の基盤つくる/亀山紘氏(74) 石巻市長無現(2)、自民・民進推薦

亀山紘氏 東日本大震災の復旧復興をけん引する。「さらに加速させて、あと4年で事業を完結させる。地方創生の基盤をつくりたい」

 区画整理や防災集団移転促進の各事業、復興公営住宅建設は一定の見通しが付いた。遅れている半島沿岸部の拠点整備は2019年度の早い時期に事業を完了させる方針。「社会インフラの整備は進んだが、人口減など今後、さまざまな問題が発生する。復興後の10年、20年を見据えたまちづくりをしたい」と話す。

 震災から6年がたち、一生懸命取り組んでも復興事業に対する批判や厳しい指摘もある。精神的につらい時は震災直後、市総合体育館などの遺体安置所を回って犠牲者に手を合わせた時のことを思い出す。

 「亡くなられた方の無念の思いが顔の表情に表れていた。くじけてはいけない。復興を成し遂げることが私に課せられた使命と決意を新たにする」

 不器用でPRが下手。「長所は実直なこと。変化球は投げられず直球で勝負する」。趣味は家庭園芸。年間20種類の野菜を作る。座右の銘は「人生意気に感ず」。尊敬する人は関東大震災後、力を振るった後藤新平(奥州市出身)。

(かめやま・ひろし/1942年10月、石巻市生まれ。神奈川大工学部卒。石巻専修大教授を経て、2009年市長選で初当選。石巻市駅前北通り1丁目で妻、次男の3人暮らし。)


<遊説日程・19日>

■青木満里恵陣営
▽選挙カー=旧牡鹿町

■黒須光男陣営
▽選挙カー=稲井、湊、中央、山の手、大街道

■阿部和芳陣営
▽選挙カー=立町、中央、中里、大瓜、万石浦、流留、鹿妻、吉野町

■亀山紘陣営
▽選挙カー=河南全域
▽個人演説会=午後7時・いしのまき農協河南支店


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「石巻市長選2017 告示、4氏が届け出(2017.04.18)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2017/04/20170418t13013.htm


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